「ひたすら虚無」松重豊『孤独のグルメ』特別編の“作風変化”に視聴者の不満爆発! 心配される「恋愛&大冒険」映画版の行方


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 2012年にドラマがスタートした『孤独のグルメ』は、個人で輸入雑貨商を営む主人公、井之頭五郎(松重)が、仕事先でさまざまな飲食店を訪れ“ひとり飯”を楽しむ様子を描いている。

 松重が、主人公の心理描写をナレーションで語りながら、料理を食べるだけというシンプルな内容ながら、高い人気を誇り、これまで連続ドラマはシーズン10まで放送されている。

 ただ、今作『それぞれの孤独のグルメ』は、いわば「特別編」にあたり、趣向が異なっている。

「松重さんの発案、企画、構想で、毎回、多彩なゲストを迎えて、五郎の心情だけではなく、彼の周囲にいる“それぞれ”の心情も描かれた、オムニバス形式のドラマです。ゲスト出演者の仕事や日常、食事する様子がメインで、途中から松重さんが出てきて食事するという内容です。

 第1話に爆笑問題の太田光さん、第2話にマキタスポーツさん、第3話に板谷由夏さん、第4話にユースケ・サンタマリアさんなど、毎回、豪華なゲストが出演しています」(芸能記者)

 この新しいスタイルを楽しむ視聴者も多いが、Xでは従来のファンから不満の声があがっている。

《何で今回の孤独のグルメ、ごろうさんにフィーチャーしないの?ゲストの部分が多いから大好きな松重さん少ないのが悲しい》

《今やってる孤独のグルメのシリーズ微妙すぎる…ゴローちゃん以外の人がご飯食べてるパートがひたすら虚無で面白くない…》

《今期の孤独のグルメ微妙ね…ゴローちゃんの物語が見たいのであってモブの物語や食事シーンいらないんだけど…》

《スピンオフなので仕方ないが、冒頭と最後は五郎さん出そうよ。食事の時しか五郎さんいなくて、もはやおまけ程度。エンディングテーマもないし、毎回モヤモヤした終わり方。腹が減ったも五郎さんのカットじゃないと物足りない》

“大物タレント”を中心としたストーリー構成に、違和感を覚える人も少なくないようだ。前出の芸能記者は「これまでのシリーズとのギャップを感じる視聴者が多いことが、今後の懸念点となる」と語る。

「従来の『孤独のグルメ』は、松重さんが仕事先でお腹をすかせて店を探し、みごとな食べっぷりを見せ、満足した表情を浮かべて帰路につく、というのが王道の構成でした。

 ただ、同じく松重さんが監督を務め、2025年1月10日に公開予定の映画『劇映画 孤独のグルメ』では、松重さんが『ラブストーリーを入れたい。自分がラブストーリーのセンターに立つのではなく、ラブストーリーを主軸にしたい。あと大冒険ものにもしたい』と語っており、こちらも従来の作風とは異なる気配を出しています。

 今回の『それぞれの孤独のグルメ』は、その“実験台”だったのかもしれませんが、これまでとのギャップで視聴者がしっくりきていないとなれば、今後の映画に対する期待値にも影響してきそうです」

 シリーズ開始から12年の月日で、得た信頼が揺るがなければいいがーー。



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