ウクライナ精鋭旅団、クルスク州で捕虜処刑のロ軍部隊を死地送りに 北朝鮮部隊も待ち構える


【画像】ウクライナ軍が待ち伏せ攻撃を仕掛ける「死の道」

第155海軍歩兵旅団の部隊は今月10日ごろ、クルスク州でウクライナ軍が支配する突出部の西の端にあるゼリョーヌイ・シュリャフという小さな集落で、ウクライナ軍のドローン(無人機)操縦士チームを制圧した。その際、捕虜にしたドローン操縦士9人を下着一枚にして地面に伏せさせ、銃で撃って全員を殺害した。

数日のうちに、ウクライナ軍の精強な軍勢が第155海軍歩兵旅団の部隊を執拗に追跡し、待ち伏せ攻撃を仕掛けるようになった。敵兵を捕虜にしようとはしなかった。18日には、空中強襲軍(空挺軍)の第95空中強襲旅団が第155海軍歩兵旅団の装甲車両数両を追い詰め、ドローンや戦車、ミサイル、地雷で撃破した。第95空中強襲旅団はロシア側のBTR装甲兵員輸送車3両の撃破と人員30人の殺害を報告し、「敵を地獄にテレポーテーション」させたと戦果を誇った。

復讐作戦は過去1週間にエスカレートした。1カ月半ほどの休息と再訓練を終えたばかりの陸軍第47機械化旅団は、ゼリョーヌイ・シュリャフから数百メートル北の村ノボイバーノフカで第155海軍歩兵旅団を攻撃した。M1エイブラムス戦車とM2ブラッドレー歩兵戦闘車がペアを組み、それぞれ120mm滑腔砲と25mm機関砲でロシア軍陣地を砲撃した。

ウクライナ海兵隊の第36海兵旅団は南から攻撃した。同旅団の第501独立海兵大隊はT-64戦車とM113装甲兵員輸送車の縦隊でゼリョーヌイ・シュリャフに進撃し、移動中のロシア軍車両を粉砕した。さらに空中強襲軍の部隊が西から攻撃し、ゼリョーヌイ・シュリャフを通る道路のひとつに地雷を敷設していた第155海軍歩兵旅団の工兵7人を殺害した。



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