【台風21号】非常に強い勢力で沖縄接近へ!先島諸島は暴風・高波に警戒を

秋も深まりつつある中、大型で強い台風21号が日本列島に接近しています。今回の記事では、台風21号の進路予想や、沖縄地方への影響、そして台風接近前の対策について詳しく解説していきます。

台風21号の進路は?非常に強い勢力で沖縄へ

10月28日午前6時現在、大型の台風21号はフィリピン東沖を北西に進んでいます。中心気圧は985hPa、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルを観測しており、今後さらに発達しながら北よりに進路を取ると予想されています。

気象庁の発表によると、台風21号は30日には「強い」勢力に発達し、31日から11月1日にかけて「非常に強い」勢力で沖縄地方に接近する見込みです。その後、台湾付近を通過し進路を東寄りに変え、11月2日には東シナ海に進むと予想されています。

今後の進路についてはまだ不確定な部分もありますが、複数の気象予測モデルでは、本州付近を北上する可能性を示唆しています。たとえ台風が直接上陸しなくても、本州付近に停滞する秋雨前線の活動を活発化させ、警報級の大雨をもたらす恐れもあるため、今後の情報には十分注意が必要です。

先島諸島は暴風や高波に警戒!

【台風21号】非常に強い勢力で沖縄接近へ!先島諸島は暴風・高波に警戒を

気象庁の予測モデルGSMによると、沖縄地方では台風接近前から海上が荒れ始め、うねりを伴った高波に警戒が必要です。特に先島諸島では、31日から11月1日にかけて大しけや暴風となる可能性が高く、台風の外側にある発達した雨雲の影響を受ける可能性もあります。また、台風の進路によっては沖縄本島でも大しけとなる恐れがあり、注意が必要です。

今回の台風は、沖縄地方に接近するタイミングで勢力がピークに達すると予想されており、早めの備えが重要となります。さらに、東に進むまでは時速10キロから15キロとゆっくりとした動きとなるため、影響が長引くことも懸念されます。

台風への備えは万全に!暴風対策3つのポイント

【台風21号】非常に強い勢力で沖縄接近へ!先島諸島は暴風・高波に警戒を

台風による暴風で怖いのは、いざ暴風に見舞われると身動きが取れなくなってしまうことです。そこで、事前に以下の3つのポイントをしっかり確認し、万が一に備えましょう。

1. 水はけをよくしておく

まずは、家の周りの雨どい や側溝に溜まった落ち葉などを掃除し、水がスムーズに流れるようにしておきましょう。側溝が詰まっていると、道路が冠水しやすくなるため注意が必要です。

2. 飛ばされやすい物は固定または収納

次に、屋外に置いている物干し竿や植木鉢、ゴミ箱など、風で飛ばされやすいものは、ロープなどでしっかりと固定するか、室内に収納しましょう。お店の看板や自動販売機なども、倒れないように対策しておくと安心です。

3. 窓ガラスの破損対策

最後に、暴風で飛ばされてきた物が窓ガラスに当たり、破損することがないよう、窓はしっかりと鍵をかけ、雨戸があれば閉めておきましょう。窓ガラスにガムテープを貼ることで、風圧に対する強度を高めることができます。万が一ガラスが割れても破片が飛び散らないよう、カーテンも閉めておきましょう。

これらのポイントを参考に、早めの台風対策を行いましょう。