2025年12月21日に生放送される漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2025」(テレビ朝日系)において、姉妹お笑いコンビ「海原やすよ・ともこ」の海原ともこ(53)が、今年も決勝審査員を務めることになりました。彼女のM-1審査員としての登場は2023年大会から数えて3年連続となり、かつて上沼恵美子が務めていた女性審査員の「固定化」された系譜を受け継ぐ存在として注目されています。
M-1における「固定化」された存在感
M-1グランプリの歴史において、女性審査員といえば2021年大会まで6大会連続、通算9度務めた上沼恵美子の功績が際立っていました。海原ともこは、その上沼の系譜を継ぐ形で、2023年から3年連続で審査員を務めるに至り、もはやM-1には欠かせない存在となっています。彼女の的確な評価と、漫才師としての豊富な経験に裏打ちされたコメントは、多くの視聴者から支持を集めています。
上方漫才大賞受賞の実力派漫才師
海原ともこは、漫才においてボケを担当し、コンビ「海原やすよ・ともこ」として2012年と2017年の上方漫才大賞を受賞した実力派です。2020年には吉本興業が運営する常設劇場の通常公演でトリを務める「新看板」に就任するなど、その実力は折り紙付き。以前は関西圏以外での知名度は限定的でしたが、M-1審査員としての活躍を通じて、近年は全国的にもその顔が知られるようになりました。
M-1グランプリで審査員を務める海原ともこ
関西での絶大な人気と全国的な評価
「海原やすよ・ともこ」は長年関西を拠点に活動を続けており、関西では説明不要なほどの大御所漫才師です。女性芸人が冠番組を持つことが少ない中、「やすとも・友近のキメツケ!※あくまで個人の感想です」など、関西を中心に多数の冠番組を抱えています。特に「やすとものどこいこ!?」は2012年の放送開始以来、2024年12月には放送700回を達成するなど、その人気は絶大です。
また、彼女たちの漫才は評価が非常に高く、2024年12月7日に放送された「THE MANZAI」に出演した際には、SNS上で「サイコーに面白かった」「格が違う面白さしてる」「しゃべくり漫才でここまで面白い漫才できる女芸人はやすともしかおらんよね」といった視聴者からの称賛の声が相次ぎました。さらに、漫才界のレジェンドであるビートたけしさんも、彼女たちの漫才を高く評価していることで知られています。たけしさんは2024年の「THE MANZAI マスターズ」で、「女性コンビでは海原千里・万里が最高だと思っていたが、この人たちは完全に超したね。本当に上手いよな」と絶賛しました。
人柄と親しみやすさが愛される理由
漫才の腕前が確かなだけでなく、複数の冠番組を持つ実力派である海原ともこ。テレビを通じて伝わるその人柄の良さや、私生活で見せる関西のおばちゃん的な親しみやすさも、多くの人々から好感を持たれる理由となっています。彼女の実力と人間的魅力が相まって、M-1審査員としての地位を不動のものにし、全国的な人気を獲得していると言えるでしょう。
M-1グランプリ2025での彼女の審査にも、期待が高まります。





