27日に投開票が行われた衆院選で、和歌山2区の自民党新人、二階伸康氏の落選が確実となった。保守分裂選挙となった同区では、自民離党後に参院からくら替え出馬した世耕弘成氏の当選が確実に。二階氏は重複立候補していた比例代表近畿ブロックでも復活当選できなかった。
【写真】和歌山2区で敗北が確実となり、あいさつする二階伸康氏。その後、比例復活もならなかった
二階氏は党幹事長を歴代で最も長く務めた俊博氏の三男。俊博氏は派閥パーティー収入不記載事件で秘書の有罪が確定したことなどを受け、今年3月に次期衆院選への不出馬を表明。二階氏は5月に後継として立候補することを表明したが、俊博氏が13期連続で守ってきた議席を失うことになった。