北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が、暗殺への恐怖から警備を強化すると同時に、自身への偶像化を強めている可能性があることが、韓国国家情報院(国情院)の分析で明らかになりました。本記事では、国情院の報告に基づき、金正恩氏の動向、娘キム・ジュエ氏の地位向上、そしてロシアとの関係強化について詳しく解説します。
警備強化と偶像化の動き
金正恩氏の公開活動は昨年と比較して6割以上増加しているものの、同時に警護も強化されています。通信妨害用の車両や無人機探知装備の導入など、暗殺を強く意識した対策が取られていると国情院は分析しています。
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さらに、海外派遣要員への教育内容にも変化が見られます。金日成主席や金正日総書記の思想教育に代わり、金正恩氏の功績を強調する教育が行われており、個人崇拝を強めている様子が伺えます。
キム・ジュエ氏の台頭
金正恩氏の娘、キム・ジュエ氏についても、その存在感が増しています。党の行事への出席など活動範囲が広がり、金与正党副部長らのサポートも受けていることから、地位が向上しているとの見方が示されています。
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ロシアとの蜜月と軍事偵察衛星の再打ち上げ
ロシアへの大規模な兵士派遣は、北朝鮮国内では秘密裏に進められており、情報統制が敷かれています。将校の携帯電話使用禁止、派遣兵士の家族への「訓練」という虚偽説明など、徹底した隠蔽工作が行われているようです。しかし、噂は広まっており、兵士たちの間には動揺も広がっている模様です。
ロシアとの協力関係は、6月の露朝首脳による「包括的戦略パートナーシップ条約」署名以降、さらに加速しています。国情院は、ロシアの技術協力などを背景に、北朝鮮が軍事偵察衛星の再打ち上げ準備を進めていると分析しています。
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北朝鮮からロシアへの労働者派遣も増加しており、国連制裁対象の鉱物輸出を含む裏合意の可能性も指摘されています。経済協力の加速も懸念材料となっています。
まとめ
金正恩氏の警備強化や偶像化推進、キム・ジュエ氏の地位向上、そしてロシアとの関係強化は、北朝鮮の現状を理解する上で重要な要素です。今後の動向に注視していく必要があります。
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