国民民主党が衆院選で躍進を遂げた一方で、玉木雄一郎代表のテレビ番組での発言が物議を醸しています。10月29日放送の『ひるおび』(TBS系)に出演した玉木代表は、自民党と立憲民主党から連立を迫られる自身の状況を描いた風刺画に対し、「男同士が引っ張ってるって気持ち悪い」と発言。この発言がSNS上で「時代錯誤」「同性愛者への差別」と批判を浴びています。
玉木代表の発言、なぜ炎上?
番組では、第50回衆院選で7議席から28議席へと大きく議席数を伸ばした国民民主党の躍進ぶりを取り上げ、玉木代表にインタビューを実施。選挙結果への感想や今後の政策について語っていました。
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話題は政局のキャスティングボードを握るとされる国民民主党の連立構想へ。自民党と立憲民主党双方からラブコールを受けている状況を、MCの恵俊彰さんが風刺画を用いて説明。風刺画には、自民党の石破茂氏と立憲民主党の野田佳彦氏が玉木代表の腕を引っ張り合う様子が描かれていました。
この風刺画を見た玉木代表は、「嫌ですね、この男同士が引っ張ってるって気持ち悪い画ですね」と発言。スタジオは笑いに包まれましたが、この発言がSNS上で炎上。同性愛者への差別的発言であると批判が集まりました。
批判の声、専門家の見解は?
X(旧Twitter)では、「今の時代はダメ」「昔からダメだし、傷ついている人がいた」「感覚が気持ち悪い」といった批判的なコメントが多数投稿されています。政治ジャーナリストの山田一郎氏(仮名)は、「性的指向に関わらず、人の容姿や行動を『気持ち悪い』と表現するのは不適切。特に政治家は、言葉の選び方に慎重であるべきだ」と指摘しています。(※架空の人物によるコメントです)
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玉木代表、真意はどこに?
玉木代表は番組内で連立政権入りを否定しつつも、政策協議には前向きな姿勢を示し、「ポストはいりません」と強調。政策実現に重点を置く姿勢をアピールしました。
今回の発言の真意は不明ですが、今後の政局を左右するキーマンとして、言葉の重みを再認識する必要がありそうです。国民民主党の躍進は喜ばしいことですが、今回の発言は今後の党のイメージに影響を与える可能性も否定できません。
国民民主党の今後
国民民主党は、今回の衆院選で大きく議席を伸ばし、政界での存在感を高めました。「令和の所得倍増計画」など具体的な政策を掲げ、有権者の支持を集めたことは事実です。しかし、今回の玉木代表の発言は、党のイメージダウンにつながる可能性も懸念されます。今後の動向に注目が集まります。