東京都に記録的短時間大雨情報 最大120ミリ観測、河川氾濫等に厳重警戒

気象庁は10日午後6時40分頃、東京都内で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、東京23区内に記録的短時間大雨情報を発表しました。都内を流れる目黒川には氾濫危険情報も発表され、河川の氾濫にも警戒が必要です。

関東甲信では、同日午後4時頃から埼玉県、群馬県、山梨県、長野県、岐阜県などに相次いで記録的短時間大雨情報が発表されています。

【東京都 記録的短時間大雨 1時間雨量】
練馬区付近 約110ミリ(午後6時40分)
杉並区付近 約100ミリ(午後6時40分)
中野区付近 約110ミリ(午後6時50分)
渋谷区付近 約100ミリ(午後6時50分)
杉並区付近 約120ミリ(午後7時00分)
目黒区付近 約100ミリ(午後7時00分)
世田谷区付近 約100ミリ(午後7時00分)

2024年7月10日午後6時40分頃の東京都と関東甲信の雨雲レーダーの様子 約110ミリの猛烈な雨を観測2024年7月10日午後6時40分頃の東京都と関東甲信の雨雲レーダーの様子 約110ミリの猛烈な雨を観測

関東甲信は大気の状態が非常に不安定なため、局地的に雷雲が発達しています。関東は10日夜遅くにかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。東京都心の午後6時台は各地で雷が鳴り響いています。低い土地や地下施設への浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害に厳重に警戒すると共に、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要です。

記録的短時間大雨情報とは

1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報です。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となります。

参考文献: Source link / 気象庁発表情報