7月の満月は「バックムーン」 明日未明に満月、今夜の観測条件は?

7月の満月は特別に「バックムーン」として知られています。この美しい満月は、明日11日の午前5時37分にピークを迎えます。今夜10日も、ほぼ満月の輝きを観測できる機会があるでしょう。気になる今夜の天気ですが、特に北日本や東日本の日本海側、そして西日本の広範囲で晴れ間が予想されており、観測に適した条件となりそうです。

夜空に浮かぶ大きく明るい7月の満月「バックムーン」夜空に浮かぶ大きく明るい7月の満月「バックムーン」

7月の満月「バックムーン」の名前の由来と観測情報

満月には、英語圏を中心に月ごとの特別な呼び名がつけられています。例えば、4月は「ピンクムーン」、6月は「ストロベリームーン」などがあります。そして、7月の満月は「バックムーン (Buck Moon)」と呼ばれます。この名前は、オス鹿(バック)の新しい角が生え揃う時期であることに由来すると言われています。自然のサイクルと結びついた、趣深い名前ですね。

明日11日の午前5時37分に正確な満月となりますが、今夜10日の夜も満月に近い、見ごたえのある月を眺めることができるでしょう。主要都市の今夜の月の出の時刻は以下の通りです。

  • 札幌: 午後7時19分
  • 金沢: 午後7時11分
  • 東京: 午後6時55分
  • 大阪: 午後7時10分
  • 福岡: 午後7時27分

夏の夜空に輝く7月の満月「バックムーン」の美しい姿夏の夜空に輝く7月の満月「バックムーン」の美しい姿

(参考: The Old Farmer’s Almanac、AstroArts)

今夜の天気は?「バックムーン」観測の条件

さて、今夜10日に「バックムーン」に近い満月を観測できる場所はどこでしょうか。最新の天気予報によると、地域によって条件が異なります。

気象衛星画像で見る日本列島の夜間の雲の分布気象衛星画像で見る日本列島の夜間の雲の分布

  • 北海道: 日本海側を中心に晴れ間がありそうです。
  • 東北: 多くの地域で晴れる予報ですが、南部太平洋側は雲が多い見込みです。
  • 関東甲信: 残念ながら雲に覆われ、雨が降る可能性が高く、月を見るのは難しそうです。
  • 北陸・東海・近畿・中国: これらの広い範囲では晴れる所が多く、観測には比較的良い条件となるでしょう。
  • 四国: 瀬戸内海側は晴れる見込みですが、太平洋側は雲が多くなりそうです。
  • 九州: 北部では晴れ間が期待できますが、南部は雲が多い予報です。
  • 沖縄: こちらも雲が多い見込みです。

お住まいの地域の最新の天気予報をご確認の上、観測を計画してみてください。

明日未明に満月となる7月の「バックムーン」。今夜も多くの場所でその輝きを楽しむことができそうです。ぜひ、夜空を見上げて、この特別な満月を観測してみてはいかがでしょうか。

【出典】