芸人、兵動大樹さん。漫才コンビ「矢野・兵動」として活躍する一方、20年間続けてきた独演会「兵動大樹のおしゃべり大好き。」は、もはやライフワークと言えるでしょう。MVS最多4回受賞の経歴を持つ彼が、長年の舞台経験で培ってきたもの、そして「今の自分が一番面白い」と語る自信の源泉を探ります。
独演会開始のきっかけ：娘の誕生と師匠の言葉
兵動さんの独演会「兵動大樹のおしゃべり大好き。」は、約20年前、R-1グランプリ創設の頃に始まりました。当時、梅田花月でピン芸人のイベントが増え、兵動さんも声がかかるようになったことがきっかけです。
実は、ちょうど長女が生まれたばかりで、仕事が少なかった時期でした。師匠である大木こだま師匠に娘の誕生を報告した際、こんな言葉をかけられたそうです。
「子どもが学校に行くようになった時、『お父さん、芸人なんだって』と言われるだろう。そこで『そんな芸人知らない』となったら子どもがかわいそうだから、小学校入学までに何か形にしておきなさい。」
この言葉が兵動さんの心に深く響きました。レギュラー番組もなく、劇場の出番も限られる中、下の世代の「メッセンジャー」「中川家」「ブラックマヨネーズ」「チュートリアル」といった実力派に押され、若手枠にも入りづらかった兵動さん。漫才以外の何かで活路を見出そうと考えた時、頭に浮かんだのが独演会でした。
兵動大樹さん
自分らしい表現の場：独演会という選択
おとなしい性格で、クロストークも苦手だと自己分析する兵動さん。激しい言葉の応酬や相手の粗探しをするような笑いは、性に合わないと感じていました。
「この人の悪いところも見当たらへんしな……」
そんな兵動さんにとって、自分のペースで話せる独演会は、まさに自分らしい表現の場だったのです。
しかし、周囲からは「兵動が一人でしゃべるなんて」という声や、「コンビでやればいいのに」という意見もありました。独演会というイメージが定着していなかった当時、兵動さんの挑戦は決して容易ではありませんでした。
チケットわずか4枚…それでも諦めなかった理由
当初はチケットがわずか4枚しか売れなかったこともあったそうです。それでも諦めずに独演会を続けられたのはなぜでしょうか？
（架空の芸能評論家 山田太郎氏のコメント）
「兵動さんの独演会は、日常の些細な出来事を独自の視点で面白おかしく語るスタイルが魅力です。飾らない人柄と共感できる話が、多くのファンを惹きつけているのでしょう。」
次回、兵動さんが20年間の独演会で掴んだもの、そして「今の自分が一番面白い」と語る理由に迫ります。
兵動大樹の「おしゃべり大好き。」：20年の軌跡とこれから
20年という歳月の中で、兵動さんは独演会を通して何を掴み、どのように成長してきたのでしょうか？そして、今後の展望とは？
（架空の放送作家 佐藤花子氏のコメント）
「兵動さんは常に新しいネタを探求し、進化し続けています。独演会は彼にとって、芸人としての成長の場であり、ファンとの大切な繋がりを築く場でもあるのです。」
兵動大樹さんの独演会「兵動大樹のおしゃべり大好き。」は、これからも進化し続けるでしょう。今後の活躍に期待が高まります。
