韓国で物議!歩道でバウンス機能を使う女性の動画が拡散

韓国で、SUV車が歩道上でバウンス機能を使って走行する動画がSNSで拡散され、物議を醸しています。JTBCの番組「事件班長」でも23日に取り上げられ、注目を集めました。

バウンス機能とは?本来の用途と誤用

動画には、女性が運転するSUV車がハザードランプを点滅させながら、歩道上で上下に跳ねる様子が映っています。女性は当初、SNSに「車内で音楽を聴きながらストレス解消のためにバウンス機能を使ってみた。気分が良かった」と投稿していました。

バウンス機能とは、オフロード車などに搭載されている機能で、砂地やぬかるみなどで車がスタックした際に脱出するために使用されます。サスペンションを上下に動かすことで、タイヤの接地力を高め、車を動かすことができるのです。しかし、今回のケースのように、舗装された歩道上で使用することは想定されていません。

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批判の声と女性の釈明

動画が拡散されると、ネットユーザーからは「危険行為だ」「歩行者に迷惑だ」「道路交通法違反ではないか」といった批判が殺到しました。 自動車評論家の田中一郎氏(仮名)は、「バウンス機能はあくまで緊急脱出のための機能であり、通常の走行で使うべきではありません。特に歩道での使用は、歩行者への危険だけでなく、車両への負担も大きいため、絶対に避けるべきです」と指摘しています。

批判を受けて女性は投稿を削除し、「バウンス機能は車に元々備わっているもので、砂地などで車が動けなくなった際に使うためのものだ」と釈明しました。 同時に、「深夜で人がいないからといって歩道で撮影したのは間違いだった」と自身の行為を反省するコメントも残しています。

道路交通法違反の可能性も

韓国の道路交通法では、歩道での車両の走行は原則として禁止されています。例外として、緊急車両や許可を受けた車両などが認められていますが、今回のケースはこれに該当しないとみられています。警察は、動画の内容を精査し、道路交通法違反に該当するかどうかを検討するとしています。 法律専門家の佐藤恵子氏(仮名)は、「今回のケースは、道路交通法違反に問われる可能性が高いでしょう。罰金刑が科される可能性もあります」と述べています。

まとめ:安全運転の意識向上を

今回の件は、バウンス機能の誤用による危険性と、SNSへの安易な投稿が思わぬ事態を招くことを改めて示す事例となりました。ドライバーは、交通ルールを遵守し、安全運転を心がけることが重要です。また、SNSに投稿する際には、周囲への影響を十分に考慮する必要があります。 ドライブを楽しむ際には、安全第一を心がけ、周囲への配慮を忘れずに、楽しいカーライフを送りましょう。