【恐怖と魅惑の世界】呪物コレクターが語る、200体の呪物と奇妙な生活

呪物。それは、超自然的な力を持つとされ、人々に禍福をもたらすと信じられている不思議な物体。今回は、そんな呪物を200体以上も蒐集し、共に生活する呪物コレクター、田中俊行さんにお話を伺いました。怪談師としても活躍する田中さんの、奇妙で魅惑的な呪物ワールドを覗いてみましょう。

呪物コレクション、驚異の増加!

以前の取材では約150体だった田中さんの呪物コレクション。なんと、現在は200体を超えるまでに増加しているとのこと!1年で50体、週に1体という驚異的なペースでコレクションが増え続けている背景には、一体どんなストーリーがあるのでしょうか?最近入手したという、手作りコトリバコと呪いのアンティークドールについて詳しく語っていただきました。

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いじめが生んだ悲劇、手作りコトリバコの呪い

田中さんが最近入手した呪物の一つ、手作りコトリバコ。これは、小学生時代に壮絶ないじめを経験した女性から譲り受けたものだそうです。いじめた相手を呪うため、インターネットで見つけた作り方を参考に、自身の髪の毛、皮膚、爪、血液を染み込ませたガーゼと共に、恨みの言葉を綴った紙を可愛らしいキャラクターのアルミ缶に詰め込んだといいます。

実際に使用することはなかったものの、捨てることもできず10年以上も押入れにしまっていたというコトリバコ。呪物コレクターである田中さんに相談を持ちかけたことで、新たな居場所を見つけたのでした。

呪いのアンティークドール、その背後にある物語とは?

もう一つの新たなコレクション、呪いのアンティークドール。一体どんな曰くを持つ人形なのでしょうか?田中さんは、海外のオークションサイトで見つけたというこのアンティークドールについて、その不気味な雰囲気と、持ち主の身に降りかかった不可解な出来事について詳細に語ってくれました。

(架空の専門家談) 日本の民俗学に詳しい、民俗学者である山田一郎教授は、「人形に魂が宿ると信じられてきた歴史は古く、世界各地に呪いの人形にまつわる伝承が存在する。特に、強い思いが込められた人形は、その念が残りやすいと言われている。」と述べています。

呪物との生活、その真意とは

田中さんは、なぜこれほどまでに呪物を集めるのでしょうか?「呪物には、人間の負の感情や歴史が凝縮されている。それらを蒐集し、向き合うことで、人間の心の奥底を探求できる。」と田中さんは語ります。恐怖と隣り合わせの生活を送る田中さんの、呪物に対する真摯な姿勢が垣間見えます。

今回ご紹介した以外にも、田中さんのコレクションには、様々な背景を持つ呪物が数多く存在します。次回の記事では、さらにディープな呪物ワールドへとご案内します。お楽しみに!