石破首相、自衛隊ならせいぜい少佐?識者「指揮官には不向き」の声

首相の座に就いた石破茂氏。防衛問題に精通する「軍事オタク」として知られる彼が、もし自衛隊に入隊していたらどれほどの階級まで昇進できたのか?識者や元自衛隊幹部からは、その資質に疑問符が付けられています。

指揮官としての資質に疑問の声

元自衛隊幹部A氏は、「せいぜい3佐(少佐)だろう」と断言。海上自衛隊で言えば2等海佐(中佐)は護衛艦の艦長を務めますが、中佐の英訳は「Commander(指揮官)」。つまり石破氏には指揮官は務まらないというのです。

altalt首相官邸に入る石破茂首相。その軍事知識は豊富だが、指揮官としての資質は?

防衛相経験者である石破氏について、別の元幹部自衛官B氏も「石破さんと河野太郎さんだけは首相にしてはならない」と語っています。この発言は、自民党総裁選の決選投票で石破氏に投票した国会議員にぜひ聞かせたい言葉と言えるでしょう。

低迷する支持率と「宰相の器」

衆院選で自公過半数(233議席)という「勝敗ライン」を設定していた石破首相。安倍晋三元首相も第2次政権時代は同様に自公過半数としていましたが、実際の目標は自民党単独300議席でした。過去の選挙結果を見ても、石破首相が獲得した191議席がいかに低い数字かは明らかです。

にもかかわらず、石破首相は辞任を拒否。「なんで自分が辞めなければいけないんだ」と開き直っているといいます。総裁選で石破氏に投票した議員には理解できなかった「宰相の器」ではないという事実を、国民はしっかりと見抜いていたと言えるでしょう。

選挙戦略の迷走と責任転嫁

自民党ベテラン議員からは「森山(裕)幹事長に足を引っ張られた」との声も上がっています。石破首相は当初、総裁選後、予算委員会を開いて議論を尽くすべきだと主張していました。しかし、森山氏の「一日も早い選挙の方が野党の態勢が間に合わず有利」という説得を受け入れ、選挙日程を前倒し。

森山氏は、政治資金収支報告書にパーティー券収入を記載しなかった候補者も一時公認していましたが、批判を受けて12人を「非公認」とするなど混乱を招きました。

このような状況の中、石破首相は責任を森山氏に転嫁しているように見えます。真のリーダーシップとは、困難な状況下でも責任を負い、国民の信頼に応えることではないでしょうか。