今田美桜さんがヒロインを務める連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)は、第21週「手のひらを太陽に」に突入。8月22日(木)放送予定の第105回では、別居生活を送るヒロイン朝田のぶと夫・柳井嵩、それぞれの内なる葛藤と新たな兆しが描かれます。
※本記事には8月22日放送回(第105回)のネタバレが含まれます。
「あんぱん」の概要と主要キャスト
朝ドラ通算112作目となる『あんぱん』は、国民的キャラクター<アンパンマン>を生み出した漫画家・やなせたかしと、その妻である小松暢の夫婦関係をモデルにした物語です。激動の時代を共に生き抜いた二人の絆と、創作への情熱が描かれています。ヒロインの朝田のぶを今田美桜さんが、そして柳井嵩を北村匠海さんが演じ、その繊細な演技が視聴者の心を掴んでいます。
共演陣には、のぶの父・結太郎役に加瀬亮さん、母・羽多子役に江口のりこさん、嵩の母・登美子役に松嶋菜々子さん、嵩の伯父・寛役に竹野内豊さん、謎のパン職人・屋村草吉役に阿部サダヲさんといった実力派俳優陣が名を連ねています。また、林田理沙アナウンサーが物語を語り、脚本は数々のヒット作を手がけた中園ミホさんが担当。RADWIMPSが手がける主題歌『賜物』も、物語を彩る重要な要素となっています。
連続テレビ小説「あんぱん」第21週「手のひらを太陽に」より、思案に暮れる様子の今田美桜さん演じる朝田のぶ
第105回「手のひらを太陽に」あらすじ詳細
のぶと嵩の別居生活が続く中、物語は新たな局面を迎えます。
のぶ(今田美桜さん)は、嵩の母である登美子(松嶋菜々子さん)から、嵩の名前の由来に関する秘められた話を聞きます。その話に触発されたのぶは、一人で山へと向かいます。力強い足取りで山の頂上まで登りきると、大自然の息吹を感じながら、静かに嵩のことを思い巡らせます。この孤独な時間は、のぶにとって自身の内面と向き合う貴重な機会となるでしょう。
一方、嵩(北村匠海さん)は久しぶりに漫画を描こうと、取り出した紙に向かいます。その脳裏には、別居前にのぶが放った言葉が鮮明に蘇ります。その言葉に導かれるように、嵩はたちまち創作の世界に没頭し、鉛筆を動かし始めます。のぶの言葉が嵩の創作意欲を再び掻き立てたのか、彼の漫画がどのように進化していくのか注目されます。
それぞれの場所で内面と向き合った後、のぶは久しぶりに嵩のもとへと帰ります。そこで彼女は、これまで胸に秘めていた切実な思いを吐露します。それは「自分は何者にもなれなかった」という、自身の存在意義に対する深い悩みでした。別居を経た二人の再会と、のぶの率直な告白が、今後の関係にどのような影響を与えるのでしょうか。
まとめ
第105回では、のぶと嵩が別居生活の中でそれぞれに葛藤し、自己と向き合う姿が描かれます。のぶが山で嵩を思い、嵩がのぶの言葉をきっかけに再び創作に没頭する様子は、離れていても互いを意識し、影響を与え合っていることを示唆しています。特に、のぶが自身の「何者にもなれなかった」という思いを吐露するシーンは、今後の二人の関係性や、それぞれの人生の展開において重要なターニングポイントとなるでしょう。今後の『あんぱん』の展開に、ぜひご期待ください。
参考文献
- 婦人公論.jp 編集部 (Yahoo!ニュース)