近頃、凶悪化する強盗事件が後を絶ちません。不安な日々を送る方も多いのではないでしょうか。本記事では、元警視庁捜査官で防犯アドバイザーの松丸俊彦氏のアドバイスをもとに、強盗から身を守るための9つの効果的な対策を分かりやすく解説します。安心して暮らせるよう、今すぐできる対策から始めてみましょう。
効果的な防犯対策9選
強盗犯は、下見をして侵入しやすい家を狙います。そのため、防犯対策をしっかり行うことで、ターゲットから外れる可能性が高まります。松丸氏によると、以下の9つの対策が有効とのことです。
1. カメラ付きインターホンで侵入者を威嚇
カメラ付きインターホンのイメージ
強盗犯は、住民が在宅かを確認するためにインターホンを使うことが多いそうです。カメラ付きインターホンを設置することで、犯人の姿を記録できるだけでなく、録画されていることを意識させることで、侵入を諦めさせる効果が期待できます。
2. 防犯カメラで監視体制を強化
防犯カメラは、設置されているだけで大きな抑止力となります。ダミーカメラでも、配線やLEDライトが付いているタイプであれば、本物と見分けがつきにくいため、効果的です。設置場所の環境に合ったカメラを選び、防犯ポスターなどと併用することで、防犯意識の高さをアピールしましょう。
3. 窓の防犯性を高める補助錠
窓は、強盗犯が侵入経路としてよく利用する場所です。補助錠を取り付けることで、窓ガラスを割られても簡単に侵入できないようにし、犯行を諦めさせる時間を稼ぐことができます。
4. 窓ガラス用防犯フィルムで侵入を阻止
窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで、ガラスが割れにくくなり、侵入を困難にすることができます。また、万が一ガラスが割れた場合でも、破片の飛散を防ぎ、二次被害のリスクを軽減できます。
更なる防犯対策で安心を
5. センサーライトで侵入者を威嚇
人の動きを感知して点灯するセンサーライトは、夜間の侵入者を威嚇するのに効果的です。明るい光で犯人の存在を周囲に知らせ、犯行を諦めさせる可能性を高めます。
6. ホームセキュリティシステムで24時間監視
ホームセキュリティシステムを導入することで、24時間体制で自宅を監視することができます。異常を感知した場合には、警備会社に通報が行き、迅速な対応が期待できます。
7. 地域の防犯活動への参加
地域住民と協力して防犯パトロールを実施したり、防犯灯の設置を推進したりすることで、地域の防犯意識を高め、犯罪の発生を抑止する効果が期待できます。
8. 防犯ブザーを携帯する
外出時には、防犯ブザーを携帯しましょう。危険を感じた際にブザーを鳴らすことで、周囲に助けを求め、犯人を威嚇することができます。
9. 貴重品の保管場所を工夫する
現金や貴金属などの貴重品は、金庫などに保管し、容易に盗まれないようにしましょう。また、通帳や印鑑などの重要な書類は、別の場所に保管するなど、分散して保管することも有効です。
まとめ:防犯対策で安心な暮らしを
今回ご紹介した9つの防犯対策は、どれもすぐに実践できるものばかりです。自宅の状況に合わせて、できることから始めて、強盗被害から身を守りましょう。防犯アドバイザーの松丸氏は、「日頃から防犯意識を持つことが大切です。地域の防犯情報にも積極的に関心を持ち、安全な暮らしを築きましょう」と語っています。