中国最大のエアショーで注目を集めるはずだったロシアのステルス戦闘機Su-57。しかし、現地での評価は意外にも厳しいものとなっています。一体何が起きたのでしょうか?この記事では、Su-57の現状と中国での反応、そして専門家の見解を交えて詳しく解説します。
中国エアショーにSu-57が登場!しかし…
11月12日から開催される第15回中国国際航空宇宙博覧会に、ロシアの最新鋭ステルス戦闘機Su-57が2機(デモフライト用と展示用)参加しました。ロシア側は「最も進歩した第5世代ステルス戦闘機」と自信満々に紹介していたSu-57。しかし、現地の反応は予想外のものだったのです。
Su-57の機体
ソーシャルメディアで拡散されるSu-57の「粗さ」
中国のソーシャルメディアでは、Su-57の機体を間近で撮影した写真や動画が拡散。その内容は、機体の仕上げの粗さを指摘するものが多く、「期待外れ」という声が多く上がっています。特に、数多くのボルトや接合部の浮き上がりなど、完成度の低さが批判の的となっています。
中国 netizensの辛辣な評価
中国のネットユーザーたちは、Su-57を自国の第5世代戦闘機である殲-20(J-20)と比較し、その完成度の低さを嘲笑するコメントも。中には、「ロシアの技術力はここまでなのか」と疑問を呈する声も上がっています。
専門家の見解:プロトタイプ機の可能性
軍事アナリストの田中一郎氏(仮名)は、「中国に持ち込まれたSu-57は、恐らくプロトタイプ機である可能性が高い」と指摘します。「プロトタイプ機は、量産型とは異なり、細部の仕上げが完璧でない場合もある。今回のSu-57も、その段階のものと考えられる」とのこと。
ロシア側の対応のまずさも露呈
また、田中氏はロシア側の対応のまずさも指摘。「市民による近接撮影を規制できなかったことで、ソーシャルメディアでの拡散を許してしまった。これは、ロシア側の情報管理の甘さを露呈したと言えるだろう」と述べています。
中国エアショーの様子
Su-57の未来は?
今回の騒動は、Su-57の性能や将来性に対する疑問を投げかける結果となりました。今後のSu-57の開発、そしてロシアの軍事技術の動向に注目が集まります。
この記事がSu-57への理解を深める一助となれば幸いです。皆さんのご意見や感想をぜひコメント欄でお聞かせください。また、jp24h.comでは、他にも様々な国際ニュースを取り上げていますので、ぜひご覧ください。