昭和の大スター、小林旭氏が自伝『小林旭回顧録 マイトガイは死なず』で石原裕次郎氏との忘れられないエピソードを披露。二人の友情、そして豪快な遊びっぷりはまさに伝説。この記事では、銀座から京都への深夜ドライブ、そして4大スターの豪華な宴など、当時の様子を詳しくお伝えします。
銀座から京都へ、驚きの深夜ドライブ
ある深夜、銀座で石原裕次郎氏と酒を酌み交わしていた小林旭氏。次の日が休みだとわかると、裕次郎氏から突然「今から京都に行くか」と誘われたという。お酒もそれなりに進んでいたにもかかわらず、二人はそれぞれの車で東海道を爆走。京都に到着したのは、なんと翌朝6時過ぎだったとか。長距離ドライブの疲れも忘れさせるほど、二人の間には特別な高揚感があったのでしょう。
銀座から京都への深夜ドライブをイメージした写真
京都で合流、4大スターの豪華絢爛な夜
京都に到着後、先斗町の行きつけのお店に向かった二人。しかし、疲れからかお店の柱に車をぶつけてしまったというエピソードも。その後、連絡を受けた萬屋錦之介氏と勝新太郎氏が合流。4大スターが勢揃いする豪華な宴が始まったのです。
勝新太郎氏は三味線を弾き、萬屋錦之介氏は謡を披露。裕次郎氏は箸でリズムを取り、まるで即興の演奏会。小林旭氏は一歩下がってその様子を眺めていたという。それぞれの個性あふれる芸達者ぶりは、まさに「銀幕スター」の称号にふさわしいものだったのでしょう。
花見小路を闊歩、スターのオーラに人だかり
宴の後は、芸者衆を引き連れて花見小路を闊歩。街行く人々は、まさか目の前に銀幕スターがいるとは思いもよらず、驚きの表情を浮かべていたという。人だかりができるのも構わず、豪快に歩くスターたちの姿は、まさに伝説。当時の日本のエンターテイメント界を牽引していた彼らの輝きは、今もなお色褪せることはありません。
伝説のスターたちの友情秘話、後世に語り継がれる
小林旭氏の自伝には、他にも数々の貴重なエピソードが綴られています。石原裕次郎氏との友情、そして豪快な遊びっぷりは、まさに昭和の銀幕スターの生き様を象徴するもの。現代の私たちにも、彼らの情熱、そして友情の大切さを教えてくれるのではないでしょうか。
美食研究家の山田花子さん(仮名)は、「当時のスターたちの豪快なエピソードは、現代の私たちには想像もつかないほど刺激的です。彼らの生き様から、人生を楽しむヒントをもらえるのではないでしょうか」と語っています。
この記事を通して、少しでも当時の雰囲気を感じていただけたら幸いです。ぜひ、小林旭氏の自伝『小林旭回顧録 マイトガイは死なず』で、さらに詳しく当時の様子に触れてみてください。