女優の高石あかりさんが、11月1日放送の『土スタ』(NHK)に出演した際、そのやつれた姿が視聴者の間で大きな話題となり、心配の声が相次いでいます。現在放送中の連続テレビ小説『ばけばけ』でヒロインを務める高石さんは、この日、NHK大阪ホールから公開生放送に挑みました。画面越しに映し出された彼女の肌の荒れや目の下のクマに、多くの人々がその多忙なスケジュールを案じています。
国民的朝ドラ「ばけばけ」での熱演、その舞台裏の過酷さ
『ばけばけ』は、明治時代に日本で活躍したギリシャ生まれの作家・小泉八雲と妻のセツをモデルとする物語です。高石さんは、八雲の妻となるヒロインの松野トキを熱演しています。今回の『土スタ』では、八雲役のトミー・バストウさんと共に番組に出演し、ドラマ制作の裏側エピソードなどを披露しました。ファンにとっては魅力的な内容であった一方で、高石さんの見た目に対する懸念がインターネット上で拡散されました。
SNS(旧Twitter)では、「高石あかりちゃん 肌荒れと目の下のクマがやばかった。撮影大変なんだろうな。色々ストレスあるんだろな。身体に気をつけて乗り切ってくださいね」「あかりちゃん、お肌がすごく荒れてて、お疲れなのかなーと思った。まだまだ大阪生活だよね…体にお気をつけて」といったコメントが多数投稿され、彼女の体調を気遣う声が溢れました。番組のXアカウントで公開された客席との集合写真でも、遠目からでも高石さんの目の下のクマが確認できるほどでした。
朝ドラ「ばけばけ」ヒロイン高石あかりが『土スタ』出演時に見せた疲労感のある表情。目の下のクマと肌の荒れが視聴者の心配を集めた。
地方ロケと過密スケジュール、体調への影響は?
高石さんの疲労が顕著に見えた背景には、『ばけばけ』の過酷な撮影スケジュールがあると考えられています。『ばけばけ』の主なロケ地は、小泉八雲とセツが一時在住していた島根県松江市をはじめ、滋賀県、京都府、熊本県など西日本各地に及びます。朝ドラの地方撮影は泊まり込みで行われることも多く、高石さん自身も慣れない環境での生活を余儀なくされていると推測されます。今年3月にクランクインして以来8か月が経過し、現在は来年1月のクランクアップに向けて“最終コーナー”を回ろうとしている時期であり、心身ともに極限状態にあるのかもしれません。
さらに、2025年は高石さんにとって非常に多忙な一年でした。1月から3月に放送された連続ドラマ『御上先生』で生徒役を、2月から4月にかけて放送された連続ドラマ『アポロの歌』ではtimeleszの佐藤勝利さんとダブル主演を務めていました。これら2本の連続ドラマを同時期にこなし、間髪入れずに『ばけばけ』の撮影に入ったことを考えると、ゆっくり休む間もなかったことが伺えます。
ジャンクフード好き公言も、滋養ある食事で乗り切る期待
高石さんは『ばけばけ』のヒロインに決まった際の記者会見で、自身の体力には自信があると語った上で、「自分が体調が悪いなってときはジャンクなものを食べるってのがあって。タコ焼きだったりお好み焼きだったり、これからいろんなお店を皆さんに聞きながらご飯も楽しんでいけたら」と明かしていました。
来年の1月まで続く『ばけばけ』の撮影は、まさに女優としての体力と精神力が試される大仕事です。過酷なスケジュールの中、疲労回復にはジャンクフードだけでなく、バランスの取れた滋養ある食事が不可欠です。高石さんには、体調管理に一層気を配り、この困難な時期を健康的に乗り切って、最後まで最高の演技を見せてほしいと多くの視聴者が願っています。





