30年前の父を見て爆笑…26年大河ドラマ主演俳優が出演した『徹子の部屋』が神回だったワケ


 11月5日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日)に出演した彼を見て、それがほんとうに豊かなものだとわかった。これは本人の意に反していることかもしれないが、同放送回は、二世俳優による紛れもない神回だった。

 イケメン研究をライフワークとする“イケメン・サーチャー”こと、コラムニスト・加賀谷健が、豊かな神回だと思った『徹子の部屋』仲野太賀出演回を解説する。

「二世俳優と言われるのが嫌だった」

 仲野を迎えた黒柳は、序盤から本質的な話題に切り込んだ。「二世俳優と言われるのが嫌だった」と黒柳が話題を提示したのである。俳優デビュー当時、彼は仲野太賀ではなく、「太賀」を名乗っていた。

 彼は父・中野英雄の息子と思われないように、あえて苗字を削り、名前二文字にしたのだ。それでも父は構わずに周囲に息子をどうか宜しくといい回っていた。「それは勘弁してくれ」と仲野太賀は思っていたらしい。

年少の父・中野英雄の姿を見て

 ゲストに対するアイスブレイクとしてはかなりどすがきいている気もするが、最初に本質を捉えておけば、あとはもう仕上がりのいいスタジオの空気の中、仲野太賀の素顔を順番に明かしていけばいい。

 ちょうど30年前、『徹子の部屋』のスタジオには当時29歳の中野英雄がゲスト出演した。息子として今の自分(31歳)より年少の父の姿を見て、笑いがとまらない。



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