【東方新報】中国初の都市間を結ぶリニアモーター式高速鉄道となる、湖南省の長沙市(Changsha)と瀏陽市(Liuyang)を結ぶ全長48.73キロのリニアモーター式鉄道の建設が11日に開始された。地元政府の発表によると、この路線の設計速度は時速160キロで、建設は段階的に行われる予定だ。
完成後この新路線は、すでに運行されている「長沙リニアモーターライン(Changsha Maglev Express Line)と連結され、長沙の2つの交通拠点である「長沙黄花国際空港(Changsha Huanghua International Airport)と「長沙南駅(Changshanan Railway Station)とつながることになる。
第1段階は39.52キロに及び、総投資額は104億4000万元(約2216億4120万円)。「中国電力建設集団(Power Construction Corporation of China)の子会社・「中国水利水電第八工程局(Sinohydro Engineering Bureau 8)」が、第1段階の建設を請け負うと発表した。
長沙市は、全長18.55キロの「長沙リニアモーターライン」を8年以上運行させ、延べ43万6000回以上の安全な列車運行を完了している。これが、長沙南駅と長沙黄花国際空港を結ぶ路線だ。
この路線は、中国初の独自の知的財産権を有する商業用リニアモーター鉄道で、中低速のリニアモーター鉄道として世界最長の営業路線である。また、中低速リニアモーター鉄道としては世界で初めて時速140キロの営業運転を実現した。(c)東方新報/AFPBB News
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