韓国代表の若き主砲、キム・ドヨン選手がプレミア12のオープニングラウンド、キューバ戦で圧巻の2本塁打を含む3安打5打点の大活躍を見せました。この勝利で韓国は1勝1敗とし、15日の日本戦に向けて大きな弾みをつけました。
キム・ドヨン、驚異のパワー炸裂!キューバ戦を勝利に導く
台湾での初戦を落とした韓国代表でしたが、キューバ戦では打線が爆発。その中心にいたのが、今シーズンKBOリーグで史上最年少30本塁打-30盗塁を達成したキム・ドヨン選手でした。
2回裏、2点リードの場面で迎えた満塁のチャンス。キューバの先発、リバン・モイネロ投手の150キロの速球を完璧に捉え、レフトスタンドへ豪快な満塁ホームラン!打った瞬間それとわかる特大アーチに、球場は大歓声に包まれました。
7回にも左中間へソロホームランを放ち、この日だけで5打点の大暴れ。まさにキム・ドヨン選手の独壇場となりました。
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走塁・守備でも輝き!MLBスカウトも注目
キム・ドヨン選手は打撃だけでなく、走塁と守備でも素晴らしいプレーを披露。5回にはライト前ヒットで出塁後、相手野手の隙を突いて二塁へ進塁するなど、積極的な走塁でチームを勢いづけました。守備でも難しい打球を軽快に処理し、攻守にわたる活躍でチームの勝利に大きく貢献しました。
この活躍に、球場に集まったMLBスカウトたちも釘付け。「高校時代から注目していた選手。このまま成長すれば、近いうちにMLB契約も可能だろう」と、あるスカウトは語っています。キム・ドヨン選手への関心は、日に日に高まっているようです。
日本からの熱い声援も!キム・ドヨン選手「本当に感謝」
試合前、キム・ドヨン選手は「最近、日本の野球ファンからメッセージが届く。『プレーを見たいから、東京ドームに来てほしい』という内容が多い。レギュラーを獲得したばかりなのに、海外のファンからも応援してもらえるのは本当にありがたい」と笑顔で語っていました。
日本のファンからの熱い声援も、キム・ドヨン選手の活躍を後押ししているようです。
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韓国投手陣も好投!若手投手の課題も
韓国代表の先発、クァク・ビン投手は150キロ台の速球と鋭いスライダーを武器に、4回無失点の好投。後続の投手陣も好リリーフを見せ、キューバ打線を抑え込みました。
しかし、8回に登板した新人セットアッパー、キム・テクヨン投手が3失点を喫するなど、若手投手の課題も見えた試合となりました。今後の試合に向けて、ブルペン陣の整備が急務と言えそうです。
侍ジャパンとの決戦へ!若き侍に勝利は託された
15日には、いよいよ宿敵・日本との対戦を迎えます。戦力では日本が上回るものの、韓国代表は若手選手の勢いで勝利を目指します。特に、オープニングラウンドで見せた強力打線が日本戦でも爆発すれば、勝利の可能性は十分にあるでしょう。
キム・ドヨン選手をはじめとする若き韓国代表の活躍に期待が高まります。