視聴率低迷がささやかれるフジテレビのバラエティ番組。長寿番組を持つ一方で、かつての人気番組終了による勢いの衰えも指摘されています。女性自身が行ったアンケート調査「終わってほしいと思うフジテレビ系列のバラエティ番組(ゴールデンタイム)」の結果から、視聴者が不満を抱える番組トップ3とその理由を詳しく見ていきましょう。
第3位:呼び出し先生タナカ – マンネリ化の声
「呼び出し先生タナカ」は、アンガールズ田中卓志さんによるクイズバラエティ。義務教育レベルの問題にゲストが挑戦し、珍解答に田中さんがツッコミを入れるスタイル。村重杏奈さんのブレイクのきっかけとなった番組ですが、「昔あった番組と同じだから」(60代女性/専業主婦)といった『めちゃ×2イケてるッ!』との類似性を指摘する声や、「頭の悪さを笑いに変えて、今の時代に合っていない気がする」(50代女性/パート・アルバイト)といった番組コンセプトへの疑問の声が上がっています。
アンガールズ田中卓志
第2位:芸能人が本気で考えた!ドッキリGP – ドッキリはもう飽きた?
芸能人同士がドッキリを仕掛け合う「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」。東野幸治さんと小池栄子さん司会のもと、菊池風磨さんや向井康二さんら人気アイドルもレギュラー出演。しかし、「人を驚かせる番組が好きではない」(40代女性/パート・アルバイト)とドッキリ自体を嫌う視聴者や、「マンネリになってきたのでたまにスペシャルでやってくれればいい」(40代男性/会社員)とレギュラー放送への疑問の声も。
第1位:坂上どうぶつ王国 – 動物番組への批判噴出
坂上忍さんの冠番組「坂上どうぶつ王国」は、動物にまつわる感動や笑いを届ける番組。サンドウィッチマンや髙橋海人さんらも出演していますが、「毎回同じような内容なので、飽きた」(50代女性/会社員)とマンネリ化を指摘する声に加え、「動物で金儲けするのは良くないとおもう」(40代男性/経営者・役員)、「お涙頂戴に辟易している」(60代男性/会社員)など、動物を扱った番組構成への批判も目立ちます。
時代の変化とともに、視聴者の求める番組内容も変化しています。フジテレビには、これらの声を真摯に受け止め、新たなバラエティ番組の開発に期待したいところです。