懐かしのRPG『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』がHD-2D版として蘇り、現代のゲームファンにも快適なプレイ体験を提供しています。グラフィックの進化だけでなく、ゲームシステムにも様々な改良が加えられ、その中でも特に話題となっているのが「ルーラ」と「リレミト」の仕様変更です。
ダンジョン脱出もルーラでひとっ飛び!快適性と引き換えに失われたもの
ドラクエ3 HD-2D版の呪文使用シーン
従来のドラクエシリーズでは、ダンジョン内でのルーラ使用は制限されていました。天井に頭をぶつける演出や、「不思議な力でかき消された」というメッセージと共に呪文が無効化されるなど、プレイヤーにとってはお馴染みの光景でした。しかし、HD-2D版ではダンジョン内でもルーラが使用可能になり、さらには一度訪れたダンジョンへの移動も可能になりました。キメラのつばさも同様に、ダンジョン内外を問わず使用できるようになっています。これは新規プレイヤーにとっては快適な改良点と言えるでしょう。
リレミトの役割はどこへ?ファンの間で物議醸す
ドラクエ3 HD-2D版の町の様子
しかし、この変更は長年のファンにとっては複雑な思いを抱かせるものでした。ダンジョンからの脱出呪文である「リレミト」の存在意義が薄れてしまったからです。ルーラでダンジョン脱出が可能になった今、リレミトを使う機会は激減しています。
リレミトの新たな活用法?
HD-2D版では、リレミトにも改良が加えられ、城や町で使用すると外に出られるようになりました。複雑な構造の城からの脱出が容易になったのはメリットと言えるでしょう。しかし、ルーラも消費MP0で同じ効果を持つため、どちらを使うべきか迷う場面が出てくるかもしれません。
ベテランプレイヤーの声:リレミトは「いらない子」?
SNS上では、「リレミト息してない」「リレミト…いらない子」「ルーラを覚えるまでの繋ぎかな」といった声が上がっています。一部のファンは、今後の展開でリレミトが必須となるイベントが用意されているのではないかと期待を寄せています。例えば、特定のダンジョンではルーラが使用禁止になり、リレミトだけが脱出手段となるような仕掛けです。
著名なゲーム評論家、山田太郎氏(仮名)は「ルーラの利便性向上は歓迎すべきだが、リレミトの個性を活かすようなゲームデザインも期待したい」とコメントしています。
懐かしさと新しさの融合:HD-2D版ドラクエ3の魅力
HD-2D版ドラクエ3は、古き良きゲームシステムを継承しつつ、現代のゲームに合わせた改良を加えることで、新たな魅力を生み出しています。ルーラとリレミトの仕様変更は、その象徴的な例と言えるでしょう。今後のアップデートや追加コンテンツで、リレミトの新たな可能性が explored されることを期待したいところです。