フリーアナウンサーの長野智子氏が15日、文化放送「長野智子アップデート」に出演。いわゆる「年収103万円の壁」の見直しを巡る自民・公明両党と国民民主党の攻防についてコメントした。
協議の本格化についてゲストの作家・常井健一氏は「今週になって都道府県知事の発言が増え、『地方税収入が減る』と訴えている。国民民主VS自民という構図から、国民民主VS地方に飛び火してる感じがする」と指摘。
長野氏は「群馬県の山本知事なんか特にそうだけど、『103万円の壁がもしなくなったら、今までの住民サービスが維持できません』とか言ってるわけですよね。だからそこら辺のところにわざと官邸が議論を持ってく（ようにしているのか）」と分析した。
これに常井氏は国民民主党・玉木雄一郎代表が「今、一生懸命、総務省から全国知事会や各自治体の首長さんに対して工作をやってますね」と国が知事会に〝反対工作〟を仕向けていると訴えたことに触れ「財務省だけでなく総務省もかなり本気になって動いてるんだなあと」と感想を述べた。
長野氏は「でも玉木さん、本当にここ頑張らないと、国民民主党の存在そのものが（問われる）。これで選挙勝ってるようなもんですもんね」とぴしゃり。
さらに常井氏が「玉木さんの今回のスキャンダルの背景に何があるんだということを、皆さん想像してると思うんですけども、結構すごい権力闘争が行われてるんですよ」と発言すると、長野氏は「え？ やっぱり、あれもそうなんですか？」と声を上ずらせた。
常井氏が「何とも言えないんですが、タイミングが良すぎますよね」、鈴木敏夫解説委員が「選挙が終わるのを待ったのか、そうじゃないのか」と告げると、長野氏は「あるいは本当に雑誌だけなのか、裏にこういう攻防が関係してんのか？」と疑問を投げかけた。
東スポWEB
