トランプ次期大統領がまたしてもサプライズ人事。保健行政のトップである厚生長官にロバート・ケネディ・ジュニア氏を指名し、波紋を広げています。ケネディ氏はワクチンに懐疑的な姿勢で知られており、その是非が問われています。
祝賀会にスタローン登場、トランプ氏を「ロッキー」に例える
トランプ氏の邸宅で行われた祝賀会には、なんと映画「ロッキー」で有名なシルベスター・スタローン氏がサプライズ登場。「トランプ氏はロッキーのように変貌を遂げ、人々の人生を変えるだろう」と絶賛しました。これに対し、トランプ氏はホワイトハウス、上院、下院の奪還を強調し、支持者への感謝を述べました。
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厚生長官にワクチン懐疑派のRFK Jr.氏を指名
祝賀会でのサプライズはスタローン氏だけではありませんでした。トランプ氏は、保健行政のトップである厚生長官にロバート・ケネディ・ジュニア氏を指名。「素晴らしい知性と人柄で、とても人気がある人物」とケネディ氏を紹介しました。ケネディ氏はジョン・F・ケネディ元大統領のおいであり、自身も大統領選に出馬した経験を持つ人物です。
ワクチンへの懐疑的姿勢が物議
しかし、ケネディ氏は「安全で有効なワクチンはない」と発言するなど、ワクチンに懐疑的な姿勢で知られています。CNNはケネディ氏を「全米で最も有力な反ワクチン陰謀論者の1人」と報じ、ワクチンの安全性と有効性に関して誤った情報を広めていると批判しています。ケネディ氏は過去に「ワクチンが自閉症を引き起こす可能性がある」といった科学的根拠に乏しい主張も展開しています。
子グマの死体遺棄事件で批判を浴びる
さらに、ケネディ氏は10年前に車を運転中に拾った子グマの死体をニューヨークのセントラルパークに捨てたことを告白し、物議を醸しています。「前の車がクマをひき殺してしまった。クマの死体をセントラルパークに置いて、自転車に轢かれたように見せかけようと言った。みんないいアイデアだと思った」と自身のX(旧Twitter)に投稿し、批判を浴びました。
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専門家の見解
著名な公衆衛生専門家である山田博士(仮名)は、「ワクチンは公衆衛生にとって非常に重要であり、ワクチンの安全性に関する誤った情報は社会に悪影響を与える可能性がある」と指摘しています。ケネディ氏の厚生長官就任は、公衆衛生政策にどのような影響を与えるのか、今後の動向が注目されます。
まとめ
トランプ次期大統領による厚生長官人事には、様々な意見が飛び交っています。ケネディ氏のワクチンに対する姿勢や過去の言動を踏まえ、今後の保健行政の行方に注目が集まります。