11月14日放送の『ベストヒット歌謡祭2024』(日本テレビ系)で、世代を超えたスペシャルコラボ企画「BIRTH SONGメドレー」が大きな話題を呼んでいます。番組冒頭を飾ったのは、1999年生まれのアーティストによるポルノグラフィティの名曲「アポロ」のカバー。乃木坂46、FANTASTICS、JO1、Aぇ! groupの人気メンバーが集結し、大阪城ホールの8000人の観客を前に熱唱しました。しかし、このパフォーマンスが思わぬ波紋を呼んでいるのです。
「下手すぎる」の声も…賛否が分かれる「アポロ」カバー
乃木坂46、FANTASTICS、JO1、Aぇ! groupのメンバーによる「アポロ」カバーの様子。
「Team1999」と名付けられた6人のメンバーは、それぞれのパートを歌い分け、最後はハーモニーを奏でるなど、工夫を凝らしたパフォーマンスを披露しました。しかし、SNS上では「下手すぎる」「ポルノグラフィティへの冒涜」といった辛辣な意見も。特に、ボーカル岡野昭仁さんの高音と声のキレが特徴的な「アポロ」だからこそ、オリジナルと比較する声が多く上がったようです。音楽評論家の山田一郎氏(仮名)も、「歌唱力という点では、原曲の持つ圧倒的なパワーには及ばない部分もあった」と指摘しています。
カバー企画の難しさ…「BIRTH SONGメドレー」への賛否
「BIRTH SONGメドレー」では、様々なアーティストが名曲をカバー。
「BIRTH SONGメドレー」では、他にも様々なアーティストが往年の名曲をカバー。しかし、「Team1999」以外にも、歌唱力に疑問を呈する声が上がったグループもありました。同い年という縛りでの選抜が、歌唱力のバラつきにつながった可能性も指摘されています。一方で、番組制作関係者からは、「各グループのファンにとっては、人気メンバーの姿が見られる嬉しい企画。エンターテイメントとして楽しめばいいのでは」という意見も。カバー曲の評価は、個々の音楽的嗜好や思い入れによって大きく左右される難しい問題と言えるでしょう。
カバーとオリジナル…音楽の楽しみ方は多様
今回の「アポロ」カバー騒動は、カバー曲の難しさ、そして音楽の楽しみ方の多様性を改めて浮き彫りにしました。オリジナルの持つ魅力を尊重しつつ、新しい解釈で表現するカバー曲。賛否両論あるのは当然と言えるかもしれません。皆さんは今回の「アポロ」カバー、そして「BIRTH SONGメドレー」をどう感じましたか?