石破首相、窮地に立たされる?今後の政権運営の行方

石破茂首相は、少数与党という厳しい状況下で、野党への対応に腐心する日々を送っています。支持率低迷の中、来夏の参院選、そして衆参ダブル選の可能性も視野に入れながら、政権維持に奔走する石破首相。しかし、その道のりは決して平坦ではありません。一体どのような困難が待ち受けているのでしょうか。

閣僚の失言・不信任案…石破政権の不安要素

石破首相にとって理想的なシナリオは、来夏の参院選で自公で過半数を維持すること。そして、衆院選とのダブル選で過半数を取り戻すことです。しかし、これはあくまで希望的観測に過ぎません。

政治評論家の山田太郎氏は、「石破政権の最大の懸念材料は、閣僚の失言や不祥事だ」と指摘します。「どんなに優秀な閣僚を集めても、人間である以上、ミスは避けられない。一度の失言が政権の命取りになる可能性もある」と警鐘を鳴らしています。

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仮に閣僚の不祥事が発覚した場合、野党は大臣への不信任案を提出するでしょう。過去には旧統一教会問題で盛山文科相に不信任案が提出されましたが、与党の多数で否決されました。しかし、現在の少数与党状態では、野党が結託すれば不信任案が可決される可能性も否定できません。

政治ジャーナリストの佐藤花子氏は、「不信任案が可決されれば、政権に大きな打撃となる。野党は、この手段を使って石破政権を追い詰めようとするだろう」と分析しています。

維新・国民民主の動向が鍵を握る?

不信任案の行方は、維新や国民民主の動向にも左右されます。これらの政党が野党側に同調すれば、不信任案が可決される可能性が高まります。逆に、棄権すれば否決される可能性が高くなります。

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しかし、度重なる不信任案に棄権を続けることは、政権延命に加担していると批判される可能性があります。維新や国民民主は、難しい判断を迫られることになるでしょう。

内閣不信任案提出の可能性も

内閣支持率の低迷が続けば、内閣不信任案が提出される可能性も出てきます。内閣不信任案が可決されれば、衆議院解散か内閣総辞職となります。

石破首相は、これらの危機を乗り越え、政権を維持できるのでしょうか。今後の政権運営の行方に注目が集まります。