千島侵攻80年、プーチン氏が声明 「最後の戦い」記念碑除幕


【ひと目でわかる】占守島

 同島でロシア高官らが出席して「対日戦勝記念碑」の除幕式が行われ、プーチン大統領の声明が代読された。国営タス通信が伝えた。

 プーチン氏は声明で、対日参戦について「連合国の義務を完全に果たした」と述べ、米英ソのヤルタ協定に従っただけだと強調。「日本の降伏を不可避」にしたと主張した。その上で、千島列島の「解放」は「第2次大戦で最後の決定的な戦い」だったとし、北方領土支配を正当化した。ソ連が歯舞群島などまで占領したのは45年9月5日。

 記念碑の造成は昨年、トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表が北方領土・択捉島を訪問時に提案し、プーチン氏自ら承認した。 



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