兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦氏が18日、報道陣の取材に応じ、今後の県政運営や市町との連携について語りました。選挙戦を振り返りつつ、吉村洋文大阪府知事との関係についても言及し、注目を集めています。
22市長からの支持表明に感謝と連携強化の意向
今回の選挙では、県内29市のうち22市長が対立候補である稲村和美氏の支持を表明していました。この点について斎藤氏は、「伊丹市長、宝塚市長、姫路市長などは選挙事務所にも足を運んでくださった」と明かし、複雑な状況下での支持表明に感謝の意を示しました。 様々な事情があったにせよ、市町との連携は県政運営において不可欠であるとし、今後も積極的に関係構築に取り組む姿勢を強調しました。
再選を果たした斎藤元彦兵庫県知事
吉村大阪府知事からの祝意と関西広域連合での連携
選挙後、日本維新の会の共同代表である吉村洋文大阪府知事から祝福のメールが届いたことを明かした斎藤氏。選挙前は県議会の不信任決議前に吉村氏から直接辞職を促されていた経緯がありましたが、「兵庫県と大阪府は連携が必要なテーマも多く存在する」と述べ、関西広域連合をはじめとする枠組みを通じて、吉村氏とも協力していく考えを示しました。
県民の声を反映した県政運営へ
斎藤氏は、今回の選挙結果を真摯に受け止め、県民の声を丁寧に聞きながら県政運営を進めていくと表明しました。具体的な政策については、今後詳細を詰めていくとしています。兵庫県の未来を見据え、様々な課題に果敢に挑戦していく斎藤氏のリーダーシップに、県民からの期待が高まっています。
ガッツポーズをする斎藤氏
兵庫県知事選の結果は、今後の関西圏の政治動向にも影響を与える可能性があります。斎藤氏がどのように県政を推進し、近隣自治体との関係を築いていくのか、引き続き注目が集まります。