【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は18日、来年1月の就任後、最優先課題に位置付ける不法移民の大規模送還計画を実行に移すため、国家非常事態宣言を発令し、軍隊を動員する考えを示した。
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SNSへの投稿で明らかにした。
トランプ氏は18日、大規模送還のため非常事態を宣言し「軍事資産」を活用するという報道があるとした保守系活動家の投稿に反応する形で、「本当だ!」とつづった。米メディアによると、米国には推定1100万人の不法滞在者がいるとされる。
国家非常事態宣言は戦争や疫病流行の際に発令され、私権制限のほか議会を通さない予算確保など大統領権限の強化を伴う。トランプ政権1期目では2019年にメキシコ国境の壁建設のため、20年に新型コロナウイルスの感染拡大への対処のため発令された事例がある。