愛子さま、初の鴨場接待延期 百合子さまご逝去で服喪期間に

皇室の冬の伝統行事である鴨場接待。今年は愛子さまにとって初めてのホスト役となる予定でしたが、残念ながら延期となりました。11月15日の百合子さまご逝去に伴い、天皇ご一家は5日間の服喪期間に入られ、11月19日に予定されていた鴨場接待は取りやめとなりました。

鴨場接待とは?外交の舞台で皇族方の役割

鴨場接待とは、各国の大使らを皇室所有の鴨場にお招きし、鴨猟体験や昼食会でもてなす伝統行事です。1889年に有栖川宮熾仁親王が外国公使をもてなしたのが起源とされ、現在も皇室の重要な外交行事として受け継がれています。

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ハードな外交舞台、愛子さまと佳子さまに託された期待

鴨場接待は、単なる社交の場ではありません。招待客は各国の大使であり、ホスト役を務める皇族方は天皇皇后両陛下に代わり、外交の最前線に立たれることになります。4時間ほどの所要時間のほとんどを英語でコミュニケーションを取りながら、鴨猟体験を共にし、昼食会を主催するなど、皇族方にとってハードな公務の一つと言えるでしょう。

皇室ジャーナリストの山田花子さん(仮名)は、「鴨場接待のホスト役に選ばれるということは、天皇皇后両陛下からの厚い信頼の証です。愛子さまと佳子さまが選ばれたのは、お二人に国際親善の場での更なるご活躍を期待されているからでしょう」と語っています。

愛子さまと佳子さま、連携プレーで皇室の未来を担う

今回の鴨場接待は、愛子さまと佳子さまがペアでホスト役を務められる予定でした。11月5日に行われた文化勲章受章者らを招いた宮中茶会では、お二人の息の合った連携プレーが話題となりました。愛子さまはオフホワイト、佳子さまは赤のセットアップをお召しになり、華やかさと上品さを兼ね備えた装いで招待客をもてなされました。

静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、「愛子さまと佳子さまが共に活動されることは、皇室の将来の安定性を示す上で非常に重要です。お二人の笑顔と自然な交流は、国民だけでなく国際社会にも安心感を与えるでしょう」と述べています。

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鴨場接待は延期となりましたが、愛子さまが国際親善の場でご活躍される日はそう遠くないでしょう。今後の愛子さまのご活動に、大きな期待が寄せられています。