兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事が19日、県庁に初登庁し、就任式に臨みました。大きな拍手と「おかえりなさい!」の声に迎えられ、新たなスタートを切りました。この記事では、斎藤知事の就任式での発言や今後の県政運営への意気込みを詳しくお伝えします。
再選への感謝と謝罪、そして未来への展望
兵庫県庁に初登庁した斎藤元彦知事
就任式で斎藤知事は、県民からの負託に改めて感謝の意を述べるとともに、過去の文書問題などについて改めて謝罪しました。 「多くの県民の皆様、そして関係者の皆様に県政に対するご心配、そしてご不安な気持ちを与えたことを心からお詫び申し上げます」と述べ、これまでの自身の行動を省み、県民への信頼回復に尽力する姿勢を示しました。 また、不在の間、県政を支えた服部副知事をはじめとする職員への感謝も忘れず、共に新たな兵庫県政を築いていく決意を表明しました。「今回、多くの県民の皆さんからご負託を受け、もう一度兵庫県知事として仕事をさせていただくことになりました。本当にたくさんの皆様のご支援、お力添えに心から感謝申し上げます。」と力強く語りました。
丁寧なコミュニケーションと対話重視の県政運営
就任式でスピーチを行う斎藤元彦知事
斎藤知事は、今後の県政運営において、丁寧なコミュニケーションと対話を重視する姿勢を強調しました。これまでの3年間、県政改革や若い世代への支援など、県民目線での政策に取り組んできた一方で、仕事は一人ではできないことを改めて実感したと述べました。「全ての県庁職員の皆様含めた関係者の皆さんの支え、そしてサポートがあってこそ、県の組織そして県民の皆さんにとっての仕事ができている」と語り、職員との連携強化の重要性を訴えました。
さらに、幹部だけでなく、中堅・若手職員とも丁寧に意見交換を行い、県政の方向性を共有していくことを約束。「みんなで思いを共有して、一緒の方向に向かっていくことが大事」と述べ、県庁全体が一丸となって県民のために働く姿勢を明確にしました。行政組織全体、本庁職員だけでなく、県民局、県民センター、教育委員会、警察など、全ての職員が「一つのチーム」として機能していくことを目指すとし、県民本位の県政運営を改めて誓いました。