女優の遠野なぎこさん(44歳)が、長年闘病している摂食障害について、Instagramで赤裸々に綴っています。過食嘔吐の時期から一転、拒食の症状が現れたことを明かし、苦悩する胸中をファンに打ち明けました。
摂食障害との長い闘い、揺れ動く症状
遠野なぎこさんは、10代の頃から摂食障害に苦しんでおり、自身のInstagramで度々、体形や食事、不眠症、円形脱毛症などについて発信してきました。10月には半年以上ぶりに過食嘔吐の症状が再発したことを報告。その後も1ヶ月以上に渡り過食嘔吐が止まらない状況が続いていたことを明かしていました。
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突然の拒食期への移行、混乱と闘志
しかし、11月19日の投稿では、突如として過食嘔吐期から拒食期へと症状が変化したことを告白。「何がきっかけか分からないけれど…とにかくお腹が空かない」と、戸惑いと苦しみを吐露しました。
摂食障害は、過食症と拒食症、過食嘔吐症などに分類され、複雑な心理的要因が絡み合って発症するとされています。 東京大学医学部附属病院の精神科医、佐藤先生(仮名)は「摂食障害の症状は、患者さんの精神状態によって大きく変動することがあります。過食嘔吐から拒食への移行は、一見症状が改善したように見えることもありますが、根本的な解決には至っていない場合が多いのです。」と指摘しています。
キッチンに立つ日を夢見て、前向きな姿勢
苦しい状況の中でも、遠野さんは「負けてやらない。闘う。」と前向きな姿勢を見せています。 「もう少ししたら、久しぶりにキッチンに立って自炊を再開してやるんだ」と、未来への希望を綴りました。
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しかし、翌日の投稿では、未だキッチンに立てていない現状を報告。「お腹が空かない…困ったもんだ」と、辛い心境を明かしました。栄養補助ドリンクを飲みながら、胃が少しでも動くようにと願っているようです。
ファンからの温かいエール
遠野さんの率直な告白に、ファンからは「今、十分頑張ってるんだから、頑張り過ぎないで下さい」「1日も早くキッチンに立てるようになりますように」など、温かい応援メッセージが多数寄せられています。
管理栄養士の山田先生(仮名)は、「摂食障害の回復には、本人の努力はもちろん、周囲の理解とサポートが不可欠です。焦らず、少しずつ、自分らしい食生活を取り戻していくことが大切です。」と語っています。
遠野さんのInstagramには、摂食障害に苦しむ多くの人々の共感と励ましの声が集まっています。彼女が再びキッチンに立ち、心身ともに健康を取り戻す日を、心から願うばかりです。