中国ピザハットが発売した新メニュー「ゴブリンピザ」が、その奇抜すぎる見た目で物議を醸しています。人気ゲーム『アラド戦記(地下城与勇士)』とのコラボレーション商品として登場したこのピザは、ゲーム内のキャラクター「ゴブリン」をモチーフにしたデザインが特徴です。
ゲーマーもドン引き!? ゴブリンピザとは?
『アラド戦記』の人気キャラクター、ゴブリンを再現したというこのピザ。ウシガエルを彷彿とさせる緑色の体、鶏肉とコリアンダー、オリーブなどで作られた大きな目玉など、そのビジュアルは衝撃的。ゲームの世界観を忠実に再現しようとした結果、食欲をそそるというよりも、むしろ不気味な印象を与えてしまっています。
中国ピザハットのゴブリンピザ
SNSで炎上!批判の声が続出
このゴブリンピザ、中国のSNS上ではたちまち話題となり、多くの批判が寄せられています。「写真を見るだけで吐き気がする」「食欲が失せる」「猟奇的だ」「食べ物でふざけているのか」といった厳しいコメントが殺到。中には、ゲームファンからも「これはひどい」「コラボの意味がわからない」といった落胆の声が上がっています。
食材の組み合わせにも疑問符
ゴブリンの緑色の体部分を表現するために使用されている食材や、目玉の表現方法など、食材の組み合わせにも疑問の声が上がっています。見た目のインパクトを重視するあまり、味や食感のバランスがおろそかになっているのではないかという指摘も。
ゴブリンピザのアップ
コラボレーションの功罪
『アラド戦記』は2007年に中国で『地下城与勇士』というタイトルでリリースされて以来、絶大な人気を誇るゲームです。今回のコラボレーションは、ゲームファンを取り込み、新たな顧客層を開拓する狙いがあったと考えられます。しかし、その試みは裏目に出てしまったようです。食品業界の専門家、山田太郎氏(仮名)は「コラボレーションは、双方のファンにとってメリットがあるものでなければならない。今回のケースは、むしろネガティブなイメージを与えてしまった可能性が高い」と指摘しています。
まとめ:奇抜すぎるデザインは逆効果?
中国ピザハットの「ゴブリンピザ」は、その奇抜すぎるビジュアルで大きな話題を呼びましたが、同時に多くの批判も招いてしまいました。コラボレーションによる話題作りは重要ですが、消費者のニーズを的確に捉え、商品開発を行うことの重要性を改めて認識させられる事例と言えるでしょう。