国際ジャーナリストでタレントのモーリー・ロバートソンが22日、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演。ドジャース・大谷翔平投手の2年連続3度目のMVP獲得のニュースにコメントした。
大谷は今回の受賞について「ドジャースの一員の一人として代表してもらったと思っている。それくらいみんなでつかみ取った」とコメントしているが、モーリーは「そういう風に『俺が頑張って、俺サイコー!』と言わないというのは、アメリカのスポーツ史の中で結構珍しい」と指摘。
モーリーはアメリカの個人主義を「自分で頑張ったものを、自分で勝ち取ったということを、本人が素直に喜んで周りがそれを称えるという図式」と説明し、「大谷さんの場合あくまで謙虚な姿勢で、チーム、球団、ひいては野球全体を盛り上げたいという献身的な姿勢が出てますよね」と称賛した。
またテレビインタビューで大谷が「来季、サイ・ヤング賞を目指すか?」と聞かれ「まずは復帰してもう1回さらに強くなったパフォーマンスを出して自信を持ってマウンドに上がるのが目標かなと思います」と日本語で返答した部分に着目。
モーリーは「ちょっと自分、同時通訳やってたことがあるんで、あれを英語にしたら『これ、アメリカのファン大喜びの言葉だな』と思ったんですよ。別にそこまで狙って言った言葉じゃないんだよね。ただ大谷さんの日本語の言葉の選び方というのが翻訳した時に、またアメリカ人にツボるの」と英語圏のファンに及ぼしている影響を語った。
その上で「いろんな絶妙なものを持ってらっしゃいますね」と感心していた。
東スポWEB