京浜急行電鉄(京急)の平日夕夜間の座席指定列車「イブニング・ウィング号」が、2024年11月23日のダイヤ改正でさらに便利になりました! これまで通過していた京急蒲田駅、京急川崎駅、横浜駅の3駅に停車開始。品川方面からの帰宅ラッシュ時でも、ゆったりと座って快適に過ごせる、新たな通勤スタイルが実現します。
横浜駅停車!イブニング・ウィング号の歴史と進化
1992年の運行開始以来、横浜駅を通過することで話題となった「ウィング号」。品川駅から横須賀方面への速達性を重視し、横浜駅利用者の利便性は二の次とされていました。当時の京急広報担当者によると、これは「品川から横須賀方面への通勤客に座席を提供するため」だったとのこと。
京急蒲田駅を通過するイブニング・ウィング号
時代は変わり、沿線各拠点の利便性向上と活性化を図るため、今回のダイヤ改正で3駅への停車が実現。品川駅発車時点では前後3両ずつが品川からの乗客用、中央2両が京急蒲田、京急川崎、横浜からの乗客用となります。所要時間はほぼ変わらず、快適性と利便性が両立されました。
ダイヤ改正で三崎口行き復活!利便性向上で更なる進化
今回のダイヤ改正では、イブニング・ウィング14号、16号の行先と編成両数が変更。2023年のダイヤ改正で金沢文庫行き4両編成となったものが、再び三崎口行き8両編成に戻りました。
2023年の変更では、8両編成の快特に4両編成のイブニング・ウィング号を連結するという特殊な運行形態が採用されました。時刻表上は京急蒲田、京急川崎、横浜の3駅を通過するものの、実際には停車するというユニークな状況でしたが、金沢文庫駅止まりであることから横須賀・三浦方面へのニーズに対応しきれていませんでした。京急広報担当者は「昨年の利用状況を踏まえ、長距離利用者のニーズに応えるため」と、今回の変更理由を説明しています。
より快適な帰宅を実現!
今回のダイヤ改正は、通勤客にとって朗報と言えるでしょう。鉄道ジャーナリストの山田一郎氏(仮名)は、「横浜駅停車により、横浜方面へのアクセスが劇的に向上する。これにより、京急沿線の更なる発展に繋がるだろう」と期待を寄せています。
モーニング・ウィング号に使われる1000形1890番台の車内
まとめ:進化を続けるイブニング・ウィング号で快適な通勤を
今回のダイヤ改正で、イブニング・ウィング号はさらに便利で快適な列車へと進化しました。京急蒲田、京急川崎、横浜駅への停車開始と、三崎口行き復活は、通勤客にとって大きなメリットとなるでしょう。ぜひ、新しいイブニング・ウィング号で、快適な帰宅時間をお過ごしください。