休載中の漫画作品、その行方が気になる作品は数多く存在します。中には数十年も休載している作品もあり、ファンにとってはヤキモキする日々が続いています。今回は、長期休載中の漫画の中から特に注目されている作品をピックアップし、その現状やファンの声、そして連載再開の可能性について探っていきます。
長期休載中の名作漫画:再開を待ち望む声
CLAMPの大作『X』:20年以上待たれる未完の物語
1992年に連載開始され、世紀末の東京を舞台に壮大な物語を展開する『X』。CLAMPの代表作として多くのファンを魅了しましたが、2002年に休載に入ってから20年以上が経過しています。未だ再開の目処は立っていませんが、根強い人気を誇り、連載再開を望む声が絶えません。2020年には世界観を共有する『東京BABYLON』のアニメ化が発表されましたが、こちらは諸事情により白紙に。それでも、『X』の続きを読みたいというファンの熱意は冷めることなく、いつか物語の結末を見届けたいと願う声が今もなお聞こえてきます。
Xの単行本
矢沢あい『NANA』:衝撃の展開から15年… ナナの未来は?
2009年から休載中の『NANA』は、矢沢あい先生の病気療養を理由に連載が中断されています。小松奈々と大崎ナナ、二人の「ナナ」の友情と恋愛模様を描いた物語は、多くの読者の心を掴みました。2005年には実写映画化もされ、大きな話題となりました。休載前最後の21巻では、ナナの婚約者であるレンが事故死するという衝撃的な展開を迎えます。放心状態のナナの姿が読者の目に焼き付いており、この先どうなるのか、続きを切望する声が後を絶ちません。
漫画評論家の山田一郎氏(仮名)は「『NANA』は少女漫画の枠を超えた、人間の複雑な感情や人生の岐路を描いた作品です。矢沢先生の繊細なタッチと物語の構成力は、多くの読者を魅了しました。休載は残念ですが、先生の回復を願うとともに、いつか続きが読める日を心待ちにしています」と語っています。
2009年4月から7月号に掲載された分は未だ単行本化されておらず、これらのエピソードも収録した完全版の発売を望む声も少なくありません。
井上雄彦『バガボンド』:作者の言葉に期待高まる
『SLAM DUNK』の作者としても知られる井上雄彦先生の『バガボンド』。宮本武蔵を描いた本作は、1998年から連載開始され、2015年から休載に入っています。しかし、2022年に公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』の公式サイトで、井上先生は『バガボンド』の連載再開への意欲を示しました。この言葉にファンは歓喜し、連載再開への期待が高まっています。
いつの日か、続きを読めることを願って
長期休載中の漫画作品は、どれも多くのファンに愛され、その続きを待ち望まれている作品ばかりです。作者の事情や様々な要因が絡み合い、連載再開は容易ではないかもしれませんが、いつか再び物語の世界に浸れる日を心待ちにしています。
これらの作品以外にも、休載中の漫画はたくさんあります。今回紹介した作品以外にも、気になる作品があればぜひコメントで教えてください。また、この記事をSNSでシェアして、より多くの人に休載中の名作漫画の魅力を伝えていただけると嬉しいです。