紅白歌合戦、aespa出場に署名活動が勃発!嵐の行方も注目される大晦日の舞台裏

NHKの山名啓雄メディア総局長は11月19日の定例会見で、大晦日放送の『第76回NHK紅白歌合戦』について言及しました。既に37組の出場アーティストが発表されていますが、紅組20組に対し白組17組と数が異なる現状に触れ、追加の出場歌手を募集中であることを示唆しました。この発表を受け、国民的グループである嵐の出場可能性や、K-POPガールズグループaespaの出場を巡る賛否など、大晦日の紅白歌合戦への注目がますます高まっています。

嵐の「紅白」出場は実現するか?大野智の現状が鍵

嵐は来年5月末で活動を終了するため、今年の紅白歌合戦がグループとしての最後の出場機会となります。NHKとしては高視聴率が期待できる嵐の出場を強く望んでいると見られますが、その実現は不透明な状況です。

嵐のメンバーである大野智さん(44)は、11月3日のファンクラブ向け生配信で、現在も「精神のリハビリ中」であり、来春のラストライブに向けた体力作りが十分に行えていないと明かしています。このため、メンバーは大野さんの体調や意向を最優先する姿勢を示しており、嵐の紅白出場は、最終的に大野さんの心身の状態と意思に委ねられることになりそうです。

一部のファンからは「紅白で嵐を見たい」という声が上がる一方で、「無理をして出てほしくない」という意見も聞かれ、ファンの間でも意見が分かれています。嵐の出場を巡る動向は、いまだ全く見通しが立たない状況です。

aespa「きのこ雲ランプ騒動」再燃で署名活動が8万超え

現在、出場が決定しているK-POPガールズグループaespa(エスパ)を巡っては、その出場に反対する署名活動まで発展し、大きな物議を醸しています。aespaは2020年にデビューした韓国人(カリナ、ウィンター)、日本人(ジゼル)、中国人(ニンニン)で構成される4人組のグローバルグループです。

問題の背景には、2022年5月に中国人メンバーのニンニンさん(23)がファンクラブ向けアプリに投稿した卓上ランプの写真があります。このランプが原子爆弾の「きのこ雲」に似た形状をしていたため、原爆被害を想起させると一部で批判を浴びました。この騒動は時間が経ち鎮静化していたものの、今回の紅白出場決定を機に、過去の件が再び再燃する形となりました。

aespaのメンバーaespaのメンバー

NHKはWEB版『女性自身』の問い合わせに対し、「ご指摘の事案は承知していますが、所属事務所には、当該メンバーに原爆被害を軽視、揶揄する意図がなかったことなどを確認しています」と回答しています。しかし、今年は戦後80年という節目の年であることも重なり、この問題に対する社会の関心は高まっています。署名活動を募るプラットフォーム「Change.org」では11月17日頃から「aespaの紅白出場停止を求めます」という運動が始まり、11月20日12時現在で8万5000筆以上の署名が集まる異例の事態となっています。

現状、aespaは予定通り出場すると見られていますが、SNS上では「aespa紅白普通に無理」「原爆を軽視するような人を見たくない」といった批判的な意見のほか、「何も全部見なくていいとは言ってなくてaespaが出てきたらチャンネル変えればいいだけのこと」といった様々な声が寄せられており、彼女たちがパフォーマンスを披露すればSNSが大きく荒れることは避けられないと予想されます。

timeleszの出場は?他にも注目されるアーティスト

aespaに大きな注目が集まる一方で、現時点では出場が決まっていないtimelesz(タイムレス)の動向も話題になっています。彼らは今年の出場が有力視されていたものの、11月14日に発表された出場アーティストの中には名前がありませんでした。事前の報道では出場確実とされていたことや、今年の紅白の出場条件に合致することから、追加出場の可能性が取り沙汰されています。しかし、メンバーの篠塚大輝さん(23)を巡る一件が物議を醸しており、その影響も懸念されています。

今年の『NHK紅白歌合戦』は、嵐の出場を巡る期待と不安、aespaの過去の騒動再燃による署名活動など、例年にも増して多くの話題と論争を巻き起こしています。大晦日の夜、どのような展開を迎えるのか、その舞台裏に大きな注目が集まっています。