ダイハツがジャパンモビリティショーで発表したコンセプトカー「ビジョンコペン」。初代コペンの愛らしいデザインを継承しつつ、現代的なアレンジを加えたその姿は、多くの車ファンの心を掴みました。本記事では、ビジョンコペンの魅力とその将来性、そしてダイハツ復活への期待について掘り下げていきます。
初代コペンのDNAを受け継ぐ新型スポーツカー
2002年にデビューした初代コペンは、軽自動車初の電動開閉式ルーフを採用した革新的なオープンカーでした。ゴーカートのような軽快な走りも相まって、多くのファンを獲得。ビジョンコペンは、そんな初代の愛らしさを残しつつ、現代的なデザインに進化しています。大きく張り出したリアフェンダーなど、スポーティな印象も加わり、より魅力的な姿へと生まれ変わりました。もちろん、電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」も健在です。
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軽自動車の枠を超えたFRスポーツカーへ
ビジョンコペンで最も注目すべき点は、軽自動車ではなく小型FRスポーツカーとして開発されていることです。これは、トヨタ、スズキ、ダイハツの3社による共同プロジェクトの一環で、1.3L直3DOHCターボエンジンを搭載。CN燃料の使用も見据え、環境性能にも配慮しています。自動車評論家の山田太郎氏(仮名)は、「この3社協業は、各社の強みを活かし、コスト削減と技術革新を両立させる画期的な取り組みと言えるでしょう」と述べています。
共有プラットフォームと独自開発の足回り
ビジョンコペンは、3社でプラットフォームとパワートレインを共有することでコスト削減を実現しています。しかし、足回りは独自開発される予定であり、ダイハツならではの走りの楽しさを追求しています。これにより、他の2社のモデルとは異なる、ダイハツらしい個性を発揮することが期待されます。
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ダイハツ復活の鍵を握るビジョンコペン
ダイハツは、認証不正問題という苦難を乗り越え、再出発を図っています。ビジョンコペンは、その復活の象徴となる重要なモデルと言えるでしょう。可愛らしいデザインとFRスポーツカーとしての高いポテンシャルを兼ね備えたビジョンコペンは、新たな顧客層を獲得し、ダイハツブランドのイメージ向上に大きく貢献する可能性を秘めています。
新たな時代を切り開く小型スポーツカー
ビジョンコペンは、単なる新型車ではなく、ダイハツの未来を担う存在です。その成功は、ダイハツの復活だけでなく、小型スポーツカー市場全体の活性化にも繋がるでしょう。今後の市販化に向けた動向に、ますます注目が集まります。