韓国発の大人気ガールズグループNewJeansの契約解除騒動が、日本でも大きな注目を集めています。今後の活動に大きな影響が出ると懸念されており、ファンならずとも今後の展開が気になるところです。
NewJeansとADOR、契約解除に至るまでの経緯
NewJeansは、BTSが所属するHYBE傘下のADORによって2022年にデビュー。ADORは、敏腕プロデューサーとして知られるミン・ヒジン氏を代表として設立され、まさにNewJeansのために作られた事務所と言っても過言ではありません。ミン氏はNewJeansのプロデュースに心血を注ぎ、彼女たちの成功を支えてきました。
NewJeansのメンバー
しかし、2024年4月、HYBEはミン氏を業務上背任の疑いで告発。8月には代表解任という事態に発展しました。この一連の出来事を受け、ミン氏を“育ての親”と慕うNewJeansメンバーは、ADORにミン氏の復帰を求める内容証明を送付。14日以内に要求が受け入れられない場合は契約解除すると通告しました。しかし、ADOR側はミン氏の復帰は難しいと回答。最終的にNewJeansは緊急会見を開き、ADORとの契約解除を発表しました。
契約解除の余波:SMAP騒動との類似点
この騒動は、日本の芸能界で起きたSMAPの解散騒動を彷彿とさせます。SMAPも、マネージャーの退社をきっかけにメンバーが事務所を離れ、グループは解散しました。NewJeansも、育ての親であるミン氏の解任をきっかけに契約解除に至ったという点で、SMAPのケースと類似していると言えるでしょう。
NewJeansの未来:今後の活動はどうなる?
契約解除に伴い、NewJeansの今後の活動には大きな不安要素がつきまといます。まず、グループ名の使用権。商標権はADORが保有しているため、NewJeansという名前を使い続けることは難しいと予想されます。また、既存曲についても同様の問題が発生する可能性があります。
違約金問題:数百億円規模の可能性も
さらに、韓国の芸能界では、専属契約期間中の一方的な契約解除には多額の違約金が発生するのが一般的です。NewJeansの場合、世界的な人気を誇るグループであるため、違約金は数百億円規模に上る可能性も指摘されています。違約金を減額、もしくは免除とするには訴訟は避けられないでしょう。
ミン・ヒジン氏
芸能ジャーナリストのA氏(仮名)は、「NewJeansは、多額の違約金とグループ名変更を余儀なくされる可能性が高い。そうなれば、これまでと同じように活動するのは非常に困難になるだろう。メンバーはまだ若く、あまりにも残酷な結末だ」と語っています。
多くのファンが固唾を呑んで見守るNewJeansの未来
今後の裁判の行方次第では、NewJeansの活動に大きな制限がかかる可能性があります。『ミュージックステーション』出演や『日本レコード大賞』受賞など、日本での活躍も期待されていた矢先の出来事だけに、多くのファンが彼女たちの未来を心配しています。今後の展開を見守りたいと思います。