内田紅多(うちだ・べえた)さん。芸歴4年ながらも数々のメディアに出演し、脱力系男女コンビ「人間横丁」として人気急上昇中です。一度聞いたら忘れられない、その個性的な名前の由来とは一体何なのでしょうか?今回は、内田さんに名付けの背景や、名前で苦労した経験、そして芸人になったきっかけなどについて、じっくりとお話を伺いました。
ギリシャ文字から生まれた名前「紅多」
α(アルファ)の兄、β(ベータ)の妹
内田さんの名前「紅多(べえた)」は、なんとギリシャ文字のβ(ベータ)に由来しているとのこと。お兄様はα(アルファ)にちなんで「在波(あるは)」という名前なのだそう。未知数の可能性を秘めたαに、プラスαの無限の可能性を願って名付けられたといいます。そして、次に生まれた内田さんはβ、女の子なので語尾を「た」にするかどうか両親は悩んだそうですが、生まれた内田さんの顔を見て、まさに「べえた」だと直感したのだとか。なんとも運命的なエピソードですね!
内田紅多さん
女の子らしく育ってほしいという願いを込めて
「紅多」の漢字には、お母様の深い愛情が込められています。女の子らしいことをあまり経験できなかったというお母様は、娘には女の子らしく育ってほしい、紅のように美しく華やかに、そして多くの幸せに恵まれてほしいという願いを込めて、「紅多」と名付けたそうです。名前の一つ一つに、家族の温かい想いが詰まっているんですね。
名前で得したこと、損したこと
コミュニケーションのきっかけに
珍しい名前だからこそ、話のきっかけになりやすく、人とのコミュニケーションが円滑になったと語る内田さん。名前を覚えてもらいやすいというメリットは、芸人という職業においても大きな強みになっているのではないでしょうか。
名前の由来を聞かれるたびに、ギリシャ文字にちなんでいると話すと、ご両親は科学者や数学者なのではないかと聞かれることも多かったそう。知的なイメージを持たれることも、名前のおかげかもしれませんね。
いじめにあったことも
一方で、学生時代には名前でからかわれたり、いじめの対象になったこともあったと内田さんは明かします。珍しい名前であるがゆえに、好奇の目にさらされたり、誤解されることもあったのかもしれません。しかし、内田さんはそれらの経験を乗り越え、今では自分の名前を誇りに思っているそうです。
内田紅多さん
まとめ:名前は個性、人生の羅針盤
内田紅多さんにとって、名前は個性であり、人生の羅針盤のような存在なのかもしれません。名前にまつわる様々な経験を通して、内田さんは自分らしさを確立し、芸人としての道を歩み始めました。