【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は5日、金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防部長官の辞意を受け入れ、免職案を承認した。金氏の後任には崔秉赫(チェ・ビョンヒョク)駐サウジアラビア大使を指名した。大統領室が伝えた。
金氏は尹大統領に「非常戒厳」を宣言するよう要請したとされる。尹大統領は3日夜、「反国家勢力を粛清し、国を正常化させる」として非常戒厳を宣布したが、国会の解除要求決議を受けて約6時間後に解除した。
金氏は、非常戒厳で国民を混乱させたと謝罪したうえで、引責辞任する意向を尹大統領大統領に伝えていた。
大統領室は、国防部長官候補に指名された崔氏について「国防分野の豊富な経験と高い見識を有しており、堅固な韓米同盟に基づき確固たる準備体制を維持するなど軍本来の任務を確実に遂行する適任者」と紹介した。
Copyright YONHAPNEWS <転載、複製、AI学習禁止>