韓国で人気のインフルエンサー、ホン・ヨンギ氏が非常戒厳令発令中にダイエットサプリを宣伝し、激しい批判を浴びています。国民の不安をよそに、自身のビジネスを優先した行動に非難の声が集中しています。一体何が起きたのでしょうか?
非常戒厳令下で「私の体のほうが非常事態」?波紋を呼ぶSNS投稿
12月3日深夜、尹錫悦大統領が非常戒厳令を発令。国民は不安な夜を過ごしました。しかし、そのわずか1時間半後、ホン・ヨンギ氏は自身のSNSで「私の体のほうが非常事態」と投稿し、自身が共同購入で販売するダイエットサプリの写真をアップ。非常事態宣言下でのこの投稿は、国民の不安を軽視しているとして、瞬く間に批判の的となりました。
ダイエットサプリの宣伝画像
さらに、飛行機内から外を見つめる自身の写真と共に、「非常戒厳令のためファンミーティングの日程については明日改めて案内する」と投稿。戒厳令解除後には「予定通り進行する」と投稿するなど、国民の不安をよそに、自身の活動に関する情報発信を優先した姿勢に、批判が殺到しました。
批判殺到!「自分だけ無関係だと思っているのか」国民の怒り
ネット上では「国民の自由が脅かされる可能性があったのに、非常事態じゃないとでも言うのか」「本当に腹立たしい。自分だけこの状況に無関係だと思っているのか」など、ホン・ヨンギ氏の行動に対する怒りの声が噴出。韓国の有名フードブロガー、イ・ヨンボク氏(仮名)も「インフルエンサーとして、社会情勢への配慮が欠けている」と苦言を呈しています。
飛行機内で撮影されたホン・ヨンギ氏
炎上後、ダイエットサプリ投稿は削除も…釈明はなし
批判を受けて、ホン・ヨンギ氏はダイエットサプリの投稿を削除しましたが、他の投稿は残したまま。現在のところ、公式な謝罪や釈明は行われていません。今回の騒動は、インフルエンサーの社会的な責任について改めて議論を呼ぶことになりそうです。
今回の騒動から考える、インフルエンサーの責任とは?
インフルエンサーは大きな影響力を持つ存在です。だからこそ、社会情勢に配慮した言動が求められます。今回のホン・ヨンギ氏の行動は、インフルエンサーとしての責任を問う事例と言えるでしょう。今後の動向に注目が集まります。