キム・ゴンヒ女史、尹錫悦大統領の就任式に700人以上を招待していたことが判明。その中には、数々の疑惑の中心人物が含まれており、波紋を広げています。本記事では、入手した就任式招待者名簿を基に、キム女史の人脈と疑惑について詳しく解説します。
キム・ゴンヒ女史の招待枠、大統領を超える規模
ハンギョレ新聞が入手した「第20代大統領就任式招請名簿」によると、キム・ゴンヒ女史が招待した人数は700人以上にのぼり、尹大統領自身の招待者数(約600人)を上回っていました。この事実は、キム女史の影響力の大きさを示唆しています。
キム・ゴンヒ女史、国旗に礼
疑惑の中心人物がずらり、その繋がりとは?
キム女史の招待者名簿には、様々な疑惑に関与した人物の名前が多数確認されました。例えば、「漢南洞8人会」の一人とされるイ・ギジョン儀典秘書官、公認介入疑惑で物議を醸したミョン・テギュン氏、大統領官邸違法工事に関与した「21グラム」のキム・テヨン代表などが名を連ねていました。
就任式招待者名簿
論文代筆疑惑の関係者も招待
キム女史の論文代筆疑惑に関与したとされるソル・ミンシン韓経国立大学教授とキム・ギヒョン京仁女子大学教授も招待されていました。両教授は、キム女史の論文代筆やデータ操作に関わった疑いが持たれています。
ドイツモーターズ株価操作、ブランドバッグ贈呈疑惑の関係者も
ドイツモーターズ株価操作事件の関係者や、キム女史にブランドバッグを贈呈したチェ・ジェヨン牧師も招待されていました。これらの事実は、キム女史と疑惑の関係者との繋がりを浮き彫りにしています。
私的ネットワークと公的領域の混同
時事評論家のキム・ジュ二ル氏は、「キム女史の私的ネットワークが公的領域に影響を及ぼし、様々な疑惑がふくらんでいる」と指摘。政治経験の少ない尹大統領が当選したことで、公私の区別が曖昧になっているとの見方を示しました。 専門家の中には、大統領夫人の行動が政治に与える影響について、より透明性のある説明が求められるとの声も上がっています。
まとめ:疑惑解明と透明性の確保が急務
キム・ゴンヒ女史の就任式招待者名簿は、彼女の人脈と疑惑の深さを改めて示すものとなりました。今後の捜査の進展と、政権による透明性の確保が求められています。