週末はあっという間に過ぎ去り、月曜日の朝は憂鬱…そんな「サザエさん症候群」や「ブルーマンデー」に悩まされている方は少なくないでしょう。この記事では、マイクロソフトの元役員で、現在はクロスリバー代表取締役を務める越川慎司氏の著書『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)を参考に、生産性と幸福度を高める休日の過ごし方をご紹介します。
生産性UPの秘訣は「意図的なダラダラ」
「休んでも疲れが取れない…」と感じている方は、もしかしたら休み方に問題があるのかもしれません。越川氏によると、ダラダラ過ごすこと自体は悪いことではないといいます。重要なのは「意図的にダラダラする」こと。例えば、「今日は午後2時までは好きなだけ動画を見る!」と決めて、その時間を満喫する。そうすることで、ダラダラしている自分を責める「自己否定」の時間を減らし、精神的な疲労を防ぐことができるのです。
alt=ソファでくつろぐ人のイメージ
松下幸之助氏も推奨!「休養」と「教養」の黄金バランス
越川氏は、パナソニックHD創始者の松下幸之助氏が提唱した「休養」と「教養」のバランスの重要性を説いています。土曜日は体を休め、日曜日は読書や美術館巡りなど、知的好奇心を刺激する活動に取り組むことで、心身のリフレッシュを図り、平日のパフォーマンス向上に繋げましょう。マイクロソフトの役員たちも、休日にはハーレーに乗ったり、バーベキューを楽しんだり、アクティブに過ごしていたそうです。
読書で世界を広げよう!本屋は最高のテーマパーク
越川氏は、教養を深めるための活動として読書を強く推奨しています。特に、街の本屋に足を運ぶことを勧めています。大型書店であれば、普段読まないジャンルの本棚を眺めてみたり、地方の書店ではその土地ならではの本との出会いを楽しむことができます。読書は、新たな知識や視点を得るだけでなく、デジタルデトックスにも効果的です。
alt=本棚が並ぶ書店のイメージ
例えば、動画配信サービスでドラマを観た後に、原作小説を読んでみるのも良いでしょう。さらに、参考文献を辿って関連書籍を読むことで、知識の幅と深さを広げることができます。越川氏自身も、観葉植物の育て方の本からタイムマネジメントのヒントを得たそうです。読書を通して得られる学びは、仕事にも良い影響を与えてくれるでしょう。
一流の休日の過ごし方を参考に、充実した毎日を送ろう!
休日は、ただダラダラ過ごすのではなく、意図的に休息と教養の時間をバランスよく取り入れることが大切です。読書や趣味、アクティブな活動など、自分にとって有意義な休日の過ごし方を見つけて、心身ともにリフレッシュし、月曜日の憂鬱を吹き飛ばしましょう。
まとめ:月曜日の憂鬱を克服するための3つのポイント
- 意図的なダラダラ: ダラダラする時間を決め、罪悪感なく過ごすことで、精神的な疲労を軽減。
- 休養と教養のバランス: 土曜日は休息、日曜日は教養を深める活動を取り入れ、心身のリフレッシュを図る。
- 読書で世界を広げる: 本屋に足を運び、様々なジャンルの本に触れることで、新たな知識や視点を得る。
これらのポイントを参考に、充実した休日を過ごし、活力に満ちた1週間をスタートさせましょう。