《国会審議中、三原じゅん子大臣は、顔面アップデートに…本当に直すべきなのは政治の姿勢のほうでしょ?》《国会をさぼり、美容整形するとは、国民を馬鹿にするのもいい加減にしろ》《こども家庭庁も結果を出さず少子化進行待った無し。このような方に国政を任せられないと一国民として強く思いました》
自民党の三原じゅん子参議院議員に対し、ネット上で怒りの声が止まらない。三原氏は2024年10月に発足した第1次石破内閣で初入閣し、内閣府特命担当大臣(こども政策、少子化対策など)を務め、11月の第2次石破内閣でも留任し、子ども家庭庁のトップにある人物だ。ガソリン税の暫定税率廃止案を巡って国会周辺で待機命令が出ている最中、三原氏が国会を抜け出して美容整形クリニックに行っていたと『週刊新潮』が報じたことが、この怒りの引き金となった。
国会審議中の離席、美容整形クリニックへ
報道によると、三原氏は「約30分以内に本会議場まで戻れるところ」に待機していなければならない状況下で、西新宿にある「湘南美容外科クリニック」で美容施術を受け、すぐさま国会に戻れる状態ではなかったという。
全国紙記者は、「国民の血税で暮らしていながら、国民生活に関わる審議中に美容整形を優先するなど言語道断。大臣どころか国会議員として失格でしょう」と、その行為を強く批判している。
過去の言動と「テレビ映り」批判のブーメラン
三原氏は1979年のドラマ『3年B組金八先生』での不良少女役で一世を風靡したが、1987年には写真週刊誌カメラマンへの暴行で現行犯逮捕された過去を持つなど、その素行も“ツッパリ”顔負けだったとされる。
2010年に参議院議員になってからも注目を集めたのが、2019年の参院本会議での演説だ。安倍晋三元首相への問責決議案を提出した野党に対し、「愚か者の所業」「恥を知りなさい」「テレビ映りだけを意識して」と激しく非難したことは今でも語り草となっている。
三原じゅん子大臣の現在の様子。国会審議中の美容整形報道で批判が集まる
前出の全国紙記者は、「完全にブーメランですよね。元女優ということで、美意識が人一倍高いのは分かりますが、仕事中に美容整形とは“テレビ映りだけを意識して”の“愚か者の所業”であり、“恥を知りなさい”と国民が怒るのも至極当然です」と指摘し、過去の批判がそのまま自身に跳ね返っている構図を強調した。
子ども家庭庁の実績なき中での「子ども・子育て支援金」批判
2023年4月に発足した子ども家庭庁は、約7.3兆円の予算を持ちながら、2024年の出生数が統計開始以来初めて70万人を下回るなど、少子化対策において目立った成果を出せていないのが現状だ。
さらに、少子化に歯止めをかけることを目的とする「子ども・子育て支援金制度」が子ども家庭庁の主導で進められており、2026年4月からは医療保険制度加入者に対し新たな負担が課されることになる。
児童手当などの財源の一部となるこの支援金について、子どもを持たない独身者からは「子育てをしない自分には負担しかない」といった意見が多く、「独身税」だとネット上で批判が高まっている。
これに対し、三原氏は6月10日に「“独身税”と言い換えることは間違っている」と発言。しかし、《「独身税ではない」と言い張る割には、説明不足・制度の中身も不透明で、なぜ“みんなで負担”なのか納得できません》といった声がネット上で見られ、国民からの理解は十分得られていない。こうした状況下での国会を抜け出しての美容クリニック通いが報じられたことで、国民の不満は一層募っている。
国民の怒りと今後の政治の行方
少子化対策で具体的な実績が出ていないことに加え、「子ども・子育て支援金制度」への国民の不満が高まる中での今回の騒動は、自民党のイメージ低下に繋がることは間違いないだろう。
ただし、三原氏は2022年の参議院選挙で比例代表ではなく、神奈川選挙区から当選している。これは、国民が直接選んだ結果であるという事実も忘れてはならない。
間もなく7月20日には参議院選挙が迫っている。現在の政治のあり方を支持するのか、それとも変えるべきなのか。有権者の一票が、今後の政治の行方を左右することになるのは間違いないだろう。
出典
https://news.yahoo.co.jp/articles/8011c688d0d30d3393a135b7ad65a597aa0c8673





