2021年末に惜しまれつつ生産終了となったホンダ・オデッセイ。しかし、2023年12月、中国からの逆輸入という形で劇的な復活を遂げました。今回は、復活したオデッセイの魅力、そして高級ミニバン市場におけるその立ち位置について深く掘り下げていきます。
なぜオデッセイは復活したのか?
復活の背景には、ホンダの高級車戦略が関係しています。販売店スタッフによると、「オデッセイを求めるお客様の声に応える」と同時に、「500万円以上のハイクラス市場におけるホンダの存在感を示す」という狙いがあったようです。N-BOXの成功は喜ばしいものの、高級車市場での存在感が薄れていたホンダ。他社への顧客流出を防ぐため、オデッセイの復活は必然だったと言えるでしょう。
復活したオデッセイ
高級感あふれる進化を遂げた新生オデッセイ
新型オデッセイは、先代モデルをベースに改良を加え、高級感をさらに高めています。エクステリアはフロントグリルが刷新され、パワートレインはハイブリッドシステム「e:HEV」に一本化。インテリアは本革シートを標準装備とし、2列目シートにはトレー付きアームレストとシートヒーターが備わっています。ワイヤレス充電器やコネクテッド技術「Honda CONNECT」も搭載し、利便性も向上。まさにフル装備仕様へと進化を遂げました。
先進の安全性能と快適装備
先進安全機能や運転支援システムも充実。最新のボタン式シフトセレクターなど、先進性も感じられます。自動車評論家の山田太郎氏(仮名)は、「オデッセイは、安全性と快適性を高い次元で両立させた、まさに現代の高級ミニバンの理想形と言えるでしょう」と高く評価しています。
オデッセイの販売状況とライバルとの比較
2024年10月期の販売台数ランキングでは、登録車全体で47位(852台)。ライバルのトヨタ・アルファード(6591台)には及ばないものの、販売店スタッフは「販売終了のイメージが払拭されれば、さらに販売台数は伸びるだろう」と期待を寄せています。
オデッセイの内装
低燃費と充実装備で高コスパを実現
2トン級の車重にも関わらず、e:HEVシステムにより19.6km/L~19.9km/L(WLTCモード)という低燃費を実現。スライドドアやバックドアのオート化、本革シートなど、高級感あふれる装備も魅力です。480万400円~516万4500円(消費税込)という価格は、ライバル車と比較しても高いコストパフォーマンスと言えるでしょう。
まとめ:新生オデッセイは”買い”なのか?
復活を遂げたオデッセイは、高級感、快適性、燃費性能、そして価格のバランスがとれた魅力的なミニバンです。販売終了のイメージを払拭し、真価が広く認識されれば、高級ミニバン市場における存在感をさらに高めていくことでしょう。jp24h.comでは、今後もオデッセイの動向を注視していきます。