【ワシントン=坂本一之】トランプ次期米大統領は7日、反体制派の攻勢が強まるシリアの内戦に関し「シリアは友人ではない。われわれの戦いではなく、米国は関与してはならない」と述べ、バイデン政権に対し介入しないよう牽制(けんせい)した。フランス訪問中に自身の交流サイト(SNS)に書き込んだ。トランプ氏は来年1月20日に大統領に就任する。
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トランプ氏は、シリア情勢について「反体制派の戦闘員が多数の都市を占拠し、(首都)ダマスカスの郊外にいる」と指摘。ロシアがシリアのアサド政権を「何年も守ってきた」と指摘した上で、「ロシアはウクライナに縛られ、進軍を止められないようだ」と述べた。
トランプ氏は「シリアは混乱している。巻き込まれてはならない!」と語り、内戦への関与を控えるべきだと主張した。