経団連は、アニメなどのコンテンツ強化を所管する省庁の新設や、留学希望者への金銭的支援、大幅拡大などを盛り込んだ“経団連版の成長戦略”を発表しました。
十倉会長
「(日本の)コンテンツの持っている資源は非常にいいものがたくさんあります」
アニメやゲームなどの日本のコンテンツが、海外で高く評価されていることから、司令塔にあたるコンテンツ庁などを設置し、クリエーターの人材育成や海外展開を促進すべきと提言しました。
また、留学する日本人の割合が少ない現状を指摘。希望者全員が留学するために必要な金額は、今の政府の予算の100倍以上にあたる1兆円規模であることを示した上で、政府や民間企業が支援に取り組むべきとしています。
他にも、富裕層の税負担を段階的に引き上げて、10年後の2034年度には5兆円規模の財源を確保できるようにし、現役世代に負担の大きい社会保険料の抑制に充てることなども提言しています。
経団連は、今回の成長戦略で掲げた取り組みを進め、公正・公平で持続可能な将来社会をつくっていきたいとしています。