藤井聡太竜王と佐々木勇気八段が対局する第37期竜王戦7番勝負第6局が、鹿児島県指宿市「指宿白水館」にて12月11日に開幕しました。手に握る竜王の座、そして藤井竜王の4連覇の行方は?緊迫感高まる対局の模様をお伝えします。
熱戦続く竜王戦、第6局は相掛かりの展開
現在、藤井竜王が3勝2敗とリードしているこのシリーズ。第6局は先手の佐々木八段が相掛かりを選択し、序盤から激しい攻防が繰り広げられました。互いに飛車先の歩を突き合い、がっぷりと組み合う展開に。昼食休憩までには67手まで進み、早くも終盤戦の様相を呈してきました。
佐々木勇気八段が封じ手を立会人に手渡す様子
佐々木八段の奇襲、形勢は互角に
一時は佐々木八段が優勢に立つ場面もありましたが、71手目に佐々木八段が9筋への角打ちという意表を突く強襲を仕掛けます。この手に藤井竜王がどう応じるか、注目が集まりました。佐々木八段は藤井竜王の応手を見て「そうか…」と呟き、考え込む様子。この一手により形勢はほぼ互角に戻ったと見られています。将棋評論家の加藤一二三九段(仮名)は、「佐々木八段の角打ちは、非常に鋭い一手。しかし、藤井竜王の対応も的確で、まだまだ予断を許さない状況だ」と語っています。
封じ手、そして2日目へ
1日目の対局は午後6時過ぎ、佐々木八段が73手目を封じて終了しました。持ち時間は各8時間の2日制。12日午前9時に対局が再開され、決着を迎えます。果たして藤井竜王は4連覇を達成するのか、それとも佐々木八段がフルセットに持ち込むのか?目が離せない展開が続きます。
竜王戦7番勝負第6局1日目を終えた佐々木勇気八段
勝敗の行方は?竜王戦の結末に注目
竜王戦第6局は、まさに息詰まる攻防が続く大熱戦となっています。両者の読みの深さ、そして勝負術が試されるこの対局。2日目の対局でどのようなドラマが生まれるのか、将棋ファンならずとも注目です。 jp24h.comでは、引き続き竜王戦の最新情報をお届けしていきます。